狂言の伝統を後世に伝えると云うこと
和ろうてござるか〜
狂言は能とともに室町時代から連綿と受け継がれてきた伝統芸能でござる
その伝達手段は永く口伝えであったり
江戸後期からは紙に書いた台本らしきモノもあるようでござる
六百年以上をこうして伝わってきたことに
感謝しております
能楽の一部でもある狂言方には
現存二流派ありそれぞれ幾つかの家で
その芸を伝え演じておられるのでござるが
わたくしが心酔する大蔵流茂山千五郎家では
このたびこれらの狂言資料の一部を
デジタルアーカイブ化することを目指して
クラウドファンディングを始められることを
発表されてござる
これからも狂言の芸は
かわらず人から人へと伝わっていくのが
前提ですが
もう観ることができない過去の名人芸や
狂言台本がよもやの事態があっても
維持できる未来があるのは
喜ばしいことだと思うておりまする
こうしてデジタル化された資料は
やがて3D化されて能舞台で再現されたり
とかしたらば面白かろうとも思うてござる
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