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狂言の伝統を後世に伝えると云うこと

和ろうてござるか〜

狂言は能とともに室町時代から連綿と受け継がれてきた伝統芸能でござる

その伝達手段は永く口伝えであったり
江戸後期からは紙に書いた台本らしきモノもあるようでござる

六百年以上をこうして伝わってきたことに
感謝しております


能楽の一部でもある狂言方には
現存二流派ありそれぞれ幾つかの家で
その芸を伝え演じておられるのでござるが

わたくしが心酔する大蔵流茂山千五郎家では
このたびこれらの狂言資料の一部を
デジタルアーカイブ化することを目指して
クラウドファンディングを始められることを
発表されてござる

この度、茂山千五郎家でクラウドファンディングを実施し、皆さまからのご支援をお願いすることとなりました。

プロジェクトの内容は、1998年〜2009年にかけてCS京都チャンネルにて放送されました「茂山狂言アワー」での舞台映像約120本分と、当家に伝わる最重要の伝書3本(16冊約4000頁)を、デジタルアーカイブ化して後世へ残していこうというものです。
本日はそのプロジェクトの記者発表会をいたしました。

クラブsojaプレスリリースより

これからも狂言の芸は
かわらず人から人へと伝わっていくのが
前提ですが
もう観ることができない過去の名人芸や
狂言台本がよもやの事態があっても
維持できる未来があるのは
喜ばしいことだと思うておりまする

こうしてデジタル化された資料は
やがて3D化されて能舞台で再現されたり
とかしたらば面白かろうとも思うてござる

【クラウドファンディングの情報】
プロジェクト名:狂言の至宝を後世へ|茂山千五郎家の最重要資料をデジタルアーカイブに
支援募集期間:3月20日9:00〜5月15日23:00
第一目標金額:300万円
プロジェクトページURL
https://readyfor.jp/projects/otofu-kyogen-shigeyama/

ページは現在「COMING SOON」となっています。
募集期間が始まりますと詳細が表示されます。プロジェクト内容をご確認いただき、ご賛同いただけました暁には、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

  狂言の至宝を後世へプロジェクト
  プロジェクトリーダー 茂山 茂

クラブsojaプレスリリースより

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