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狂言のお稽古に終わりはござらぬ

呟】いろんな公演がなくなった二〇二〇年初め 並行して四本の狂言お稽古してござったが延期の末二本上演 今年になって嬉しいことに次々と出番が増えてただいま四本のお稽古をしてござる シテ一本とアド二本立衆一本 それぞれまったく違う内容のおかげで混じりもせず 有り難いことでござる

呟】一昨日に狂言柑子を奉納いたいてこれよりは狂言萩大名を主にお稽古してまいりまする 自主的には狂言花争や狂言蟹山伏🦀も繰りながら 狂言文蔵、狂言寝音曲、狂言柑子も続き浚いつつ時々は狂言附子や狂言千鳥も振り返りましてござる いつなん時声が掛かってもできる準備にござる

呟】狂言の舞台中お稽古中 つい所作や型の‘違い’が氣に掛かることがござる こんな表現(やりよう)もあろうか、と思える分な好うござるが 摺り足や足のさばきなどがなおざりにされた動きを視ると つい正したい思いに駆られてござるが そんな折は、自身の動きにこそ注意が必要でござる

狂言のお稽古は練習にあらず

呟】毎日のお稽古することを大切に思うておりまするが ここ二日は狂言『蟹山伏』を繰ってないことに氣づいてござる やはり披露することは重大に思うているのだと改めて感じてござる 出番は変わってござるが お稽古の質量ともに下げることのないよう 想いを新たに取り組もうと存じまする

呟】さる事情がござって狂言『蟹山伏』の披露が秋から来年の春、岡山へ延期でござる いたしようのないことではござれども出番が減るは残念なことでござる 今一つ、狂言『舎弟』の教え手役はござるれども 会までの二か月にて なんとか新たな狂言の習得を目指したいモノでござる