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『棒縛』にも懲りない社会保険庁(2006)

5か月前

呟】狂言は続く 昨夜は茂山千五郎家を将来背負って行く二人と狂言する機会を得てござる 性格の違いはあれどいずれも狂言を続けていこうと云う氣もちを感じてござる 舞台後の反省や指摘し合うところも瑞々しく感じ この若者たちと一緒に狂言できる悦びを確と味わってござる

狂言の神も細部に宿ってござる

呟】昨夕念願叶うて さる舞台で初狂言でござった 玄人二人と一緒に学び多く実り多い舞台でござった 装束を自身で着ける経験もできましたが こちらはまだまだお稽古が必要でござる

呟】いろいろと緩やかになりつつあり先週には久しぶりに社中の新年会も開けてござる 四月の発表会に向けたお稽古もいっそう精度を上げての指導をいただけて有り難いところでござる 動きや視線運びをそのまま習うより どんな理由があってそうなるのかを慮っての所作指導は身に着いてござる

呟】いろんな公演がなくなった二〇二〇年初め 並行して四本の狂言お稽古してござったが延期の末二本上演 今年になって嬉しいことに次々と出番が増えてただいま四本のお稽古をしてござる シテ一本とアド二本立衆一本 それぞれまったく違う内容のおかげで混じりもせず 有り難いことでござる

呟】この週末はお稽古と狂言会が二つ続きましてござる 今年の観る稽古は師匠たち主催の五笑会で締め 直接受けるお稽古もこちらで有難く仕舞いまするが 独りでする稽古は年末も新年もなく毎日続きまする 少しでも上達するよう、また以前に演った狂言が いつでも再演できるよう願ってのことでござる

呟】五年前に披露した狂言棒縛 棒に縛られるシテは次郎冠者 わたくしはアドの太郎冠者でござった いつも留守に酒を盗み呑む二人を出掛ける主人 棒に縛られる次郎と後ろ手に縛られる太郎 工夫して縛られたまま酒を呑み謡い舞う二人 これほどできれば縛りも解けそうなれど解かぬが狂言でござる