栩木誠

見切り発車で動き出した
原発汚染水の海洋放出、後悔は長く続く

見切り発車で動き出した 原発汚染水の海洋放出、後悔は長く続く

どうして国と東電を信じられようか 打ち砕かれる完全操業の願い 今年4月に東京電力福島第一発電所の原発汚染水の放出を決定した政府が、2023年の強行実施に向けて始動し始めた。8月には、「風評対策」として、福島県産の農水産物の買い上げ策を打ち出した。また、東京電力は、汚染処理水を沖合約1㎞の海底から流す「沖合案」を発表。さらに来日した国際原子力機関(IAEA)の調査団が日本政府との協議の結果、12月から安全性の評価を行うことが決まった。  政府はIAEAからの「お墨付け」を得て

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謳い文句は食品ロス対策を進めるためのレガシー
ここでも不祥事、大量の食品ロス発生させた東京五輪🍱🍱🍱🍱🍱🍱

謳い文句は食品ロス対策を進めるためのレガシー ここでも不祥事、大量の食品ロス発生させた東京五輪🍱🍱🍱🍱🍱🍱

選手の活躍にかき消されたが これほど看板倒れの五輪はなかった 偽りの看板に終わった「復興五輪」に始まり新型コロナ対策の「バブル方式」の崩壊に至るまで、オリンピック組織委員会が掲げた理念や目標と、全く乖離し、形骸化していたことを、これほど露呈した五輪もあるまい。ただ、普段なら大きな社会問題に発展するような数々の不祥事も、選手の活躍にかき消されてしまった感がある。  その1つが開会式のスタッフ用弁当約4000食分が、まだ食べられるのに、捨てられてしまった問題だ。いわゆる食品ロス

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思いつき、場当たり政策は当たり前
突貫工事「みどりの食料システム戦略」の波紋

思いつき、場当たり政策は当たり前 突貫工事「みどりの食料システム戦略」の波紋

現状も、現場もあまりに知らない できないことを平然と言ってのける 思い付き、場当たり政策で各分野に混乱の種をまき続けてきた菅政権が、農業分野でもやらかした。まるで突貫工事のような戦略が大きな波紋を広げているのが、5月に正式決定した「みどりの食料システム戦略」である。「農林水産分野でのCO2・化学農薬・化学肥料削減、有機農業の推進」と、謳い文句は立派だ。しかし、自民党政権が企業化・大規模化を旗印に進めてきた「過去・現在」の農政と、環境にやさしい「未来」を描いた「みど りの戦略」

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俺たち官僚もケージ飼い、飲めや歌えや
鶏卵価格の適正価格?そんなもん知らねえ

俺たち官僚もケージ飼い、飲めや歌えや 鶏卵価格の適正価格?そんなもん知らねえ

🔻鶏卵汚職、第三者委員会が「免罪表明」 なあなあに終わる調査は分かっていた  「きっと調査は、なあなあに終わる」。日本の農政を大きく揺るがした「鶏卵汚職」問題。農林水産省が、鶏卵行政の公正性などを検証するとして「第三者委員会(座長・井上宏弁護士)」を設置した時、同省の関係者はこう呟いたものだった。そして6月3日、公表された検証報告書は、案の定、その通りになった。報告書では、吉川貴盛・元農水相や同省幹部が大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」(広島県福山市)の秋田善祺元代表らと頻繁に

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原発汚染水海洋放出決定、存亡の危機「福島」
一体、政府は「食」をどこまで毀損する気か🐟

原発汚染水海洋放出決定、存亡の危機「福島」 一体、政府は「食」をどこまで毀損する気か🐟

🔹「カーボンニュートラル」を口実に   本格的な原発再稼働へひた走る菅政権  新型コロナウイルス感染が一層深刻化する中、政府は4月13日、東京電力福島第一発電所に貯まり続ける放射性物質トリチウムなどを含む汚染処理水を、福島沖の太平洋に海洋放出する計画を承認した。約2年後に実施する計画だが、漁業関係者との約束を反故にした強行決定に、「福島だけでなく、多くの漁業者、国民を切り捨てるもので絶対反対」という反発が高まる。しかし、地球温暖化対策「2050年カーボンニュートラル」を口実に

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増える米国産牛肉に緊急輸入制限発動
だが、米国は諦めない。国内基盤をどう守る

増える米国産牛肉に緊急輸入制限発動 だが、米国は諦めない。国内基盤をどう守る

スーパーなどでは輸入牛肉の売り場が拡大 「未来に希望が持てない」国内生産者 輸入が増加の一途をたどる米国産牛肉に対し、政府は3月18日、日米自由貿易協定に基づき米国産牛肉に緊急輸入制限措置(セーフガード=SG)を発動した。輸入量が同協定の基準を超えたことに対応して講じた措置で、4月16日まで同国産牛肉の輸入関税が25.8%から38.5%に引き上げられた。輸入牛肉へのSGの発動は、米国産やカナダ産牛肉などを対象に実施した2017年8月以来、約3年7カ月ぶりである。ただ、農水省は

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