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三島由紀夫の『仮面の告白』。書店で懐かしく手に取ったら、版が改まると共に書体も大きく変わっていて驚きました。明朝体?骨太でがっちりとした活字。 青年三島の鋭敏な感受性が実に素直に表された、この繊細な物語が、まるでトーマス・マンのような、全く別の作品に見えてしまいました。