◆現実を掴むための資料や証拠の捉え方について、素朴実証主義(開かれた窓)でもなく懐疑的相対主義(妨げる壁)でもなく、徹底吟味を要する「歪んだガラス」と捉えるカルロ・ギンズブルグ教授。構築的作業を不可欠としつつ現実原則を堅持して対象に迫ろうとする。仮現実アプローチに類似するか。