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現代日本の教育は、文芸でも絵画でも「子どもの感性を育む」と嘯き、実のところそれを効率的に伸ばすための技術体系を知らない。 その結果、成人になっても「作文ができない」「図示もできない」「ルールがでたらめ」という若者が増えている。 芸術的表現(=感性の言語化)には知識と技術が必要だ。

アート(芸術)とテック(技術)のどちらが上かではなく、両方とも重要だ。しかし芸術的表現を成し遂げるには、必ず技術が必要になる。 「創作物が全て」だと突き放し、その理解を受け手に託すのは勝手だが、そこに至るまでの過程や表現の企図を言語的に説明できない芸術家は「文盲」に等しい。