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福島第一原発と広野火力発電所の見学調査に対する関係者各位への感謝のメール

広野火力発電所の見学・調査にあたり、事前に、google earthで、サイトの大きさや様子、建物配置、ボイラー建屋やタービン建屋、全体的な把握をしましたが、現地で感じたことは、思ったよりも、サイトが大きく、大きな発電所であり、良く整備された予想以上に優れた発電所です。

2024.5に、福島第一原発の見学・調査のため訪問予定、まだ、一度も訪問していないJ-Village近くのJERA広野火力発電所5-6号機の超々臨界圧ボイラーの材料や構造設計や材料腐食について、AIに、「火力発電所の超々臨界圧とは、どのくらいの圧力と水蒸気温度ですか」などと質問 J-Villageから徒歩数分で駅へ、常磐線と平行の南北の道路があり、500 m進むと、分岐点に、常磐線の上を通る橋があり、進むと発電所入口、500 m先に管理棟、計20分

広野火力発電所は、3.11時の津波では、管理棟(事務棟)の一階の天井まで水没、半年以内で再稼働できた要因は、人材や個々の士気だけではなく、各発電所建屋には、地下室がなく、一階が、高さ2 mくらい水没しただけであり、電源や機器配置の構造的要因によるところが大きいように思えました。

広野火力発電所の制御室の見学の時、負荷追従運転について質問したところ、意外な回答があり、それは、昔は、電力需要の多い昼間に定格運転、電力需要の少ない夜間に出力抑制運転でしたが、最近は、太陽光発電の拡大に伴い、太陽光発電を優先し、広野火力(どの火力発電所も)は、昔と真逆の運転方式。

私は、5月13日(月)、風雨の中、常磐線が定刻どおり運行するか否か心配な気象条件、見学調査のため、福島第一原発へ、当日、J-Villageに宿泊、14日(火)午前中、見学調査のため、すぐ近くのJERA広野火力発電所へ、両調査とも、新たな情報も得られ、有意義な日々でした。

訪問者による福島第一原発内の写真撮影は、禁止されており、東電担当者が撮影した写真であるため、私が意図したアングルと表現とはやや異なりますが、制限の中で最大限できることであり、広野火力発電所でも、原則、撮影禁止でしたが、許可された部分もあり、自身で考えたアングルで撮影しました。

福島第一原発と広野火力発電所の見学調査では、いくつかの新たな情報もえられたため、まず、速報的記事、時間をかけて研究論文的まとめもしたいと考えていますが、さらなる文献調査や考察もしなければならないため、時間がかかります。

発電所と夕暮れ