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鮫洲駅の停車時間のような日々で

妹の死 その6  停車時間は短い。発車のアナウンスが流れると、見送る声がさらに大きくなった。泣いている女子もいる。叫ぶ女子もいた。我を争って妹に手を差し伸べる女子もいた。