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◆世界と言葉 ・世界が言葉を規定するというポール=ロワイヤル風 ロゴスの構図 ・言葉が世界を規定するというソシュール風 逆ロゴスの構造 しかしともに ・世界の非一様性(凹凸、濃淡、強弱の斑ある模様) ・言葉の意味の弾性 を見過ごしているとの佐藤信夫(レトリック論)の指摘が鋭い。

メモ書き 佐藤信夫『レトリックの意味論』に寄せて

◆佐藤信夫『レトリックの意味論』(講談社学術文庫,1996)を読み、小中高での国語教育(特に読解や作文)に何か釈然としないものを感じていた理由が、いまは分かる気がする。言葉と現実(あるいは世界)との関係はとてつもなく奥深いものがあるのに、それが気軽に素通りされていたからだと思う。