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『あたしの夜』

『窓枠』 この匂い。 やっぱり…… 窓枠だ。 窓枠の味だ。 かすかに甘い弾力。 夕陽がさしこむ、あの3階の窓枠の。 おかえりなさい。

春を漕ぎ ぶつかり始めた 顔に虫

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 『背中にナイフを忍ばせて』タイトル付き(タイトル付きは卑怯だなあ(笑)) 駆け落ちははやらないよと薄笑う 男の顔を見れない私

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 ボク探しミトコンドリアと赤血球 細胞膜を隠し撮りする じゃっかんのうしろめたさののぞき窓 からだぢゆう光るプレートに透けて ※電子顕微鏡で探したのかな

時間についてある意味究極のことを端的に、矛盾を恐れずにいえばドラマチックな語りに落とし込んだものです。どんな作品にも誠実に真摯に寄り添うりくりさんの詠み、聴いて下さいまし。 うたがわきしみ様_時間_|rikuchi|note(ノート)https://note.mu/rikuchi/n/n8c14316d798c

Without boundary