この世のシャナラ家の血を引く人は、エルフと人間のハーフで、治療師を目指し、ウィル・オムズフォードという名の男の子だ。 ウィルが父からエルフストーンを引き継いだが、いつも酔っ払っている父親を蔑ろにしている

選ばれし者の試合は、アンバリーを育てている王国でエルクリスと呼ばれる古い樹ために挙行することだ。 大きくて、堂々たるエルクリスは王国の森の真ん中にある。 試合に参加している若者たちは目を覆い、背中で手をロープで縛られ、そして全力でエルクリスに走る……

ウィルはアラノンに会う前に、エレトリアという名の女の子に行き会っていた。 戦士のように見えるエレトリアが、実はある盗賊団に育てられた子だ。 ウィルは、エレトリアに麻薬をかけられて、エルフストーンを奪われた。

それから、アラノンは忙しくなってきた。 彼はイーヴンタインに軍の招集、デーモンたちに対抗することを要請している。そして、シャナラ家の血を引く人を探し、ドルイドの砦を訪ねている。 デーモンたちに対抗するために、様々な準備をしている。

ウィルはアラノンに見つけられたあと、常に運命とか魔法とかの話を口についているアラノンが変人だと思った。 彼は特に「君のお父さんがシャナラの剣を使い勇者」そういう話を認めない。 「父はただどうしようもない飲んだくれだけだった」と、ウィルがいつもそう思う

古い樹エルクリスはある魔王とデーモンたちを封印し、「御供」のようなものだ。 しかし、なんとなくエルクリスは、葉が落ち始め、だんだん枯れている。 そして、封印の力も衰えているので、デーモンたちが世界を次々に襲い始めた……

メインキャラクターの一つ、アンバリーは選ばれし者の試合に参加した。 この試合は、昔からただ男の子が参加する試合だけが、女の子を許さないルールがない。 女の子として、王国の姫として、アンバリーが試合に全力を尽くして走る

エルクリスが衰えているので、魔法で長い眠っているドルイドを甦らせた。 アラノンという名のドルイドは、目が覚めたばかりで、すぐにアンバリーが居た王国に行って、国王イーヴンタインに拝謁した。 「聖なるエルクリスが私を呼んでいた」と、アラノンが慎重に言った。