サラリーマンエッセイ

『「硬め濃いめ多めで」些細な幸せの話』

あけましておめでとうございます。
読者諸君におかれましては益々の御多幸と御健勝をお祈りいたします。
本年もまた、どうぞ私めとお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
と、まぁかしこまってはじめてみたもののそもそも私のアカウントに決まった読者なんか居らないため、誰に向けての挨拶なのか私自身もよくわかっていない。
とは言え礼儀を重んじるのは私の性分であるが故、年明けの投稿には「あけましておめでとう

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夢だけど夢じゃなかった話

師匠も忙しなく走り回る12月の今日この頃だが、そんな12月も残り1週間余りで終わろうとしている。それはつまり2019年が終わろうとしているということを意味しており、「あぁ、今年も終わるなぁ」という決して声には出さない独り言を呟き、勝手にセンチメンタルになる季節の到来も意味している。
「だからなんだ」
そう言われればその通りなのだけれど、マフラーで口元まで覆い隠しながらそんなことを思うと年の瀬を感じ

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【ほぼ毎日エッセイ】ストロングッドな夜に

【2019/07/09】
ビールに多く含まれるプリン体とは、プリン骨格を持つ物質の総称で、プリン塩基、プリンヌクレオシド、ATPなどのプリンヌクレオチド、さらに核酸に含まれるらしい。
色々単語が並べられているが、なんのことだかさっぱりわからない。
難しいことを取っ払えば、要はビールを飲むと太るということであって、飲みすぎるとプリンプリンになるということだ。
挙句それが行き過ぎれば痛い風が身体を蝕む

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【ほぼ毎日エッセイ】揺蕩う

【2019/07/06】
「はっ」と目覚めたのは午前4時過ぎだった。
朝と呼ぶには早すぎるし、夜と呼ぶには遅すぎるというなんとも言えない時間に目を覚ましてしまった私は、二度寝の準備に取り掛かる。
とりあえず起き抜けに水を一杯飲んで、体内から黄色い液体を放出させたら、数秒前いた場所に元いた形で寝転がった。

次に目を開けたのはそれから2時間ほど経った後で、枕元から覗く窓の先に映る景色は少し明るい。

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【ほぼ毎日エッセイ】時計の針と海苔巻きとフライドチキンと

【2019/07/04】
キーボードに置いていた手をそっと離して、壁に立て掛けられた時計に目をやると、針が午後9時10分を指している。
残業も3時間を超えてくるとどこまでも行けるように思えてくるのは何故だろうか。
びっくりびっくりどんどん不思議な力が湧いてくるのだ。
自分でもよくわからないし理解できないが、本当に朝までできるような錯覚に陥り始めた頃「嗚呼もう今日は帰る」と言う上司の言葉で緊張の糸が

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