ケアとまちづくりときどきアート

レッテルを張ることとタグ付けすること

僕ら医療者はいつも患者にタグ付けをしてしまう。 「喫煙歴のある60代男性の呼吸困難」、「独居の80代男性の認知症患者」といった具合である。前者が救急外来に来た場合は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)かな?心不全や肺炎も考えないといけないななどと考える。後者の患者が外来に通院している場合は、生活が一人でうまくいけるのか、連絡が取れる親族はいるのか、そろそろグループホームの入所時期だろうかとゆくゆくのことを心配する。多くの場合はそのタグ付け通りに、COPDの急性憎悪と診断し、入院治

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医療に紛れ込んだ非医療の問題を解決する

守本 陽一さん(以下、もりもん) 公立豊岡病院 組合立出石医療センター総合診療科 総合診療医、YATAI CAFE店長として、医師自ら病院から地域に出て医療者と住民の自然な出会いを演出する。 ■医療機関の社会的処方への関与 ・そもそもイギリスにおける社会的処方の定義は「医療に紛れ込んだ非医療の問題を解決すること」 ・日本では医療機関関係なく人とのつながりを作っていこうという流れがあることはとてもポジティブなこと ・現状、医療ではない問題を社会的処方に類したアプローチで解

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noteマガジン「ケアとまちづくり、ときどきアート」が書籍化されました。

noteで連載していた「ケアとまちづくり、ときどきアート」が書籍化され、2020年6月18日に中外医学社から発売されました。 このマガジンは、総合診療医の私、守本陽一と福祉環境設計士の藤岡聡子さんとで、2019年1月から9月まで連載していた月額noteマガジンです。街に出ていく医療者とその周りのまちづくりをする人たちに向けて、先進事例の紹介やそこから学べることを書いていこうと、僕が聡子さんを誘ってはじめたものです。連載をはじめた当初のマガジンにもはこんなことが書かれていまし

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