本を読んだり、他人から学んだりして知識や知見を積み重ねるのはもちろん大事なのだけれど。世の中に出ると、説明する話術とか文章に起こす文章力とか、分かりやすい資料にする構想力とか。いわゆる自分のアタマの中にあるものをアウトプットするスキルも同じくらい大事なんだよなと最近つくづく思う。

学生って知識をインプットして試験でまんま吐き出せれば大体成績残るんだけど。社会に出たら、学んで蓄えた知識を価値に換算してアウトプットするスキルを付けないと成績は残せない。どんだけ立派な事考えてても難しい事してても、伝わらなければ成果ほぼゼロだから世の中はなかなかに厳しいなと思う。

『物事を任せられる人』には二つタイプがあると思ってまして。ひとつは処理するに応じた能力やスキルを持っている人。ひとつは、然るべき時にきちんとSOSを出せる人。前者が少々足りなくても後者がきちんとしている人にはある程度全面的に任せられるんだけど、逆はちょっと危なかったりするのよね。