これから人が大量に死ぬ

或県が狂うまで

或県が狂うまで

〈昨日未明、県では5件目の殺人事件が起こり…〉 地域ブランド──それは地域特有の特徴や売り物による他県にない魅力。他で味わえない満足感を与えることが必要であり、常に県職員の頭を悩ませていた。しかしだからといって悪魔に頼ったのはうちが初めてだろう。まちづくり支援課係長、禍々凶子は悪魔初の公務員。見た目は6歳だが僕より1500と8歳年上だ。 「なんか県で売り出せそうなのはないノ?!」 「係長、うちは水が綺麗なので」 「バカ!水なんてどこも綺麗なのヨ!」

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