劣等感というのは、ふつうは自分自身に関して抱くものだろう。わたしは××ができない、◯◯が劣っている、というように。 わたしは言いたい。 『劣っているのはこの世だ!』 諸悪の根源はこの世界そのものだ。 もっと良い世界なんていくらでもあるのに、こんな世界に堕ちてきた時点で負け組確定。
わたしは両親と縁を切った。許せないという以上に、彼らの存在そのものが気持ち悪くてどうしようもなかったのだ。憎しみは許すことができても、身体じゅうから蛆虫が這い出してくるような気持ち悪さだけはどうしようもない。 わたしは二度と両親とは会わない。 だが本当は人類そのものが気持ち悪い。