痩せた魂では走れない
生まれた瞬間、死を内包するように、人は出会いの瞬間から別れの萌芽を宿す生き物だ。死に別れ、喧嘩別れ、生き別れ……各々千差万別ではあるが別れは宿命的だ。どんなに楽しいひとときでさえ別れの萌芽は育っていく。否、楽しければ楽しいほど気づきたくないその萌芽の存在に脅かされ、刹那に堕ちる。
ペンギンディスコさんから教えてもらった都築 響一「夜露死苦現代詩」が前に届いてて、まだみてないけど、痴ほう症の老人のつぶやき「人生八王子」をきいて著者がそれはもう詩ではないか!とびびったと書いてあってもう当たりの予感しかしないわけだが。わしなら「全身八王子」かな。なかなかやりおる
笹井宏之氏の感性が近くて先にやられてることもあるが、わしにはわしのレンズがあるのでそういたすだけ。しかしすばらしき笹井節。なにか流れてるものから、うたがうまれる。きしみをともなって。あたしはそこに立ってる。しんどくてもそこでしか生きられないから、そこに立ち続ける。うたがわきしみ。
フォッフォッフォッ、面白くないことも楽しむにはちょいとばかり年季と胆力がいるかのう。じゃがそうしてみると喜びも悲しみも実に味わい深い。ものごとはよくよく味わってみねば本当のことはわからぬかもしれんて。フォッフォッフォッ…
違う違うそうじゃない!><あの昨日藤井四段のドキュメント見てて凄かったのがAI世代の藤井四段が最近で一番苦しんだ戦いで逆転勝利した手が人間にしかさせない泥臭い悪手だったって話。藤井四段の強さの本質がそこなのね。AIは間違いを犯せない。常に正しい方を選ぶ。人間だけが間違いを犯せる。