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『戦略的学習力』とは?2030年までに必須のスキルの解説と学び方

このnoteの作者について

私は2022年1月から本格的にTwitter運用を開始し、仕事のダンドリ力を高めて生産性を向上してもらい、普段の仕事をいつもより早く片付け、自分の趣味や友人との時間に費やすか、または自己投資・副業で仕事力・稼ぐ力を高めてもらいたいと思っています。どちらを選んだとしても、今より前向き・ポジティブな人生が待っています。最初は今目の前の仕事・タスクをより効率的にこなし、時間を作る所がスタートです!

本業では株式会社カトルセ https://catorce.jp/  というITコンサル、開発受託を行っています。大きな新規事業開発案件の全体PMなどを行っています。5か国16社でチームを作り7億円規模の開発PJを全体リーダーとして進行した実績があり、大きなプロジェクトをマネージメントしていく上では、様々なスキルが必要ですが、特にダンドリ力に関しては圧倒的なレベルが必要です。

このnoteをしっかりと読んで欲しい人

  • 戦略的学習力とは何かを知りたい人

  • 学習意欲はあるが何から取り掛かればいいか分からない人

  • AIに自分の今の仕事を取られてしまうのではと思っている人

  • 2030年には今より収入を増やしていたい人

  • 戦略的学習力をどう習得すればいいかを知りたい人

  • AI開発をしている人

  • 学習法には興味はないけど筆者(はしもと)には興味がある人

自己紹介

こちらのnoteで簡単に自己紹介しています。

超簡単ですが過去ツイートも貼っておきます


2030年に必要なスキルとは

オックスフォード大学のマイケル・オズボーン教授が2013年に『雇用の未来』の論文を発表し世界中で話題になりました。
『雇用の未来』では、2050年までにAIによって47%もの仕事が失られると論じられ、世界中に衝撃が走りました。
その後、オズボーン教授は2017年に『未来のスキル』という論文を発表しました。この『未来のスキル』では2030年に必要とされるスキル、必要とされなくなるスキルを調査しランキング形式で発表しています。

先日Twitterで紹介したTOP20はこちら、論文では120まで発表されています。

1.戦略的学習力
2.心理学
3.指導力
4.社会的洞察力
5.社会学・人類学
6.教育学
7.協調性
8.独創性
9.発想の豊かさ
10.アクティブラーニング
11.心理療法・カウンセリング
12.哲学・神学
13.伝達力
14.サービス志向
15.アクティブ・リスニング
16.高度な問題解決能力
17.口述表現
18.コミュニケーション学・メディア学
19.滑舌
20.判断力・意思決定力

一旦ここまで。

戦略的学習力とは何か?

論文をそのまま訳してみると

Learning Strategies 戦略的学習力
“Selecting and using training/instructional methods and procedures appropriate for the situation when learning or teaching new things."
新しいことを学んだり教えたりする時、状況に応じて最適な学習法を選び、実践できること。

O*NET OnLine

すごく簡単に表現すると
『学び方や学ぶ内容を選ぶ力』という事になります。

なんとなくわかった気もするのですが、ここからは私の個人的な考えを
織り交ぜつつ解説を深堀しています

個人的には
・自分の目的は何か?(何を人生のゴールにしているのか?)
・何を(What)学ぶのか?(自分の目的・目標の明確化)
・どのように(How)学ぶのか?(目的にそった手段の明確化)
・学んだ結果、自分にあっているのか?トライ&エラーで最適化していく

と捉えています。
あくまで何のためにそのゴールにたどり着きたいのか?ゴールにたどり着くには、自分の人生で使えるリソースをどう配分し、学ぶべきものと学ぶ手段を決め、そしてそれを都度最適化・修正していく。

これって、私が最も得意としている本業のシステム開発・新規事業開発に似ています。

新規事業イメージ図

目的と手段が整理されていないプロジェクトは必ず破綻します。目的・目標をしっかり見定め、そのために何が必要かを吟味し、必要な手段もあらゆるリソース観点から最適な物を選びます。そうして立てた計画もすんなりうまくいかないのは当たり前の事。毎週・毎月定期検診をしその都度課題を潰しまた最適な手段を追加していく。実行しながら成長させていくのが大規模開発で、それと同じ事だと思います。

戦略的学習力とは、つまり
・そもそも何の為に自分は学習を行うのか?自分自身に目的を問う
・その目的の為に何を学ぶべきなのかを考える。学ぶべき対象は沢山あるので一旦リストアップする
・自分の得意&不得意、世の中のニーズ、また自分のリソース(お金・時間・友人)をうまく活用して何をどう学んでいくことが効率的かを考える。戦略を練る
・学ぶべき対象が決まったら、どう効率的に学べるかの手段についても同様に考える
・即実行にうつし、定期的に状況をチェックし改善をしていく。外部環境の変化はないか?(例えばコロナで急にその職種の価値が変わった)、自分のリソースに変化はないか?(急な出費が必要になり学習に時間もお金もかけられない)
・最初に決めた目的を達成するために手段はベストエフォートで変えていく
というプロセスを実施していく事です。
これは仕事に似てますよね。学びも同じです。

なぜ戦略的学習力が必要なのか?

なぜ2030年(今から8年後)に仕事で必要なスキルの1位が戦略的学習力だったのでしょうか?
それは、現在の時代背景とAIを始めとした技術革新が関係していると思います。
過去にもテクノロジーが仕事に求めるスキルの変化を起こしています。
例えば18世紀に起きた産業革命では、以前は手で織物を作っていました。当然そこで働く人には、手先が器用で多くの仕事を早く実行できるスキルが求められていました。ですがその後織物は機械で作るようになりました。その為、手で織物を作っていた人たちは職を失う事になったのです。
その時に必要となったスキルは、機械を正しく扱うスキルであったり、機械そのものを設計し作るスキルが重要視されるようになりました。
この結果、新しいスキルの習得に遅れた人々は、職を失い苦労をしたと言われています。

この産業革命の時代と同様に、AIやテクノロジーの進歩がすさまじい現代では、社会構造が変わる過渡期にあると考えられます。つまり、また個人のスキルと社会のニーズにミスマッチが起きうるという事です。

このミスマッチにより2030年には多くの職が失われるのでは?という所からこの研究結果はまとめられています。

例えば、従来、企業の法務部門や弁護士が行っていた契約書の確認作業も今やクラウドサービスでAI契約書チェックのサービスがいくつかでています。
今までは高度な知識・勉強をしてきた人間が行っていた作業を、人間の数十倍も高速にテクノロジーによって処理できるようになっているのです。

ちょっとだけ話がそれますが
今のデジタル化の変化の時代のベースとなっている考え・法則があります。わかりますか?
それは「ムーアの法則」です。聞いたことあります??
これはパソコンに入っているCPUのメーカーのインテルの創業者ゴードン・ムーアさんが1965年の論文で発表した物です。
「半導体の集積率は18カ月で2倍になる」
集積率が高くなるというはそれだけ処理速度が速くなるという事です。
18か月毎に2倍になるわけなので、指数関数的にCPUの処理速度は高まり、ハードディスクやメモリーなどの保存容量も大きくなってきています。
そして、様々なテクノロジーが現状の仕事・業界を滅ぼしてしまう事を6つの段階で起こっていると説明されています。

第一段階:デジタル化
ひとたびデジタル化された物はムーアの法則にしたがって指数関数的に成長曲線を描きだします。
第二段階:水面下の成長
デジタル化されたモノは、はじめのうちは成長していても誰にも気づかれません。それは指数関数は初めのうちは直線よりも緩やかに上昇するからです。例えば0.01から始めて毎年2倍になるとして、1になるまでに7年かかります。その後の7年で163まで増加し、さらにその後の7年で2万にまで増加します。
第三段階:ディスラプティブ
この段階が新しい技術により一気に滅んでしまう段階です。例えば、デジカメやスマホカメラが普及する事で、アナログカメラやフィルムは衰退しました。音楽もストリーミングで聴くのが一般的になるとCDは全く売れなくなりました。
第四段階:無料化
テクノロジーが発展するにつれデジタルのサービスの価格がなくゼロに近づいていきます。デジタル情報やソフトウェアは物理的な物よりも安く作る事ができ、いくらでも複製できます。多くの人が使うサービスになればなるほど、無料になると思っていていいと思います。資本力のある会社がユーザーを集める事を目的に無料でサービス化します。Twitterやfacebook、noteもそうですし、もっというとGoolgeが出すものは殆どがそうです。
第五段階:非物質化
これは元々固体物質だったものが、ソフトウェア化されていくという物です。例えば、地図、電話、ビデオ、GPS、カメラ、ラジオ、それぞれ専用のハードウェアが元々ありましたが、今はスマートフォンがすべてをまかなっています。
第六段階:民主化
一度モノがデジタル化されると、より多くの人がそれにアクセスできるようになります。すぐれたテクノロジーは特定の政府や富裕層の物だけではなく誰でも使えるようになっていきます。
例えば翻訳サービスなんかも、以前は通訳を高い費用をかけて専門家に依頼していたものが、今では全世界でGoogleで翻訳する事ができています。

これらの六段階を意識して、あなたが今、従事している業界・仕事、これから向かおうとしている領域は、テクノロジーによってディスラプトされないか?をよーく考えた方がいいです。変化は突然起きるので!

どうやって戦略的学習力を身につけるのか?

戦略的学習力はもともと備わっている人もいますが、これから身につける事も十分可能です。

・自分の目的は何か?(何を人生のゴールにしているのか?)
・何を(What)学ぶのか?(自分の目的・目標の明確化)
・どのように(How)学ぶのか?(目的にそった手段の明確化)
・調べ、考え、実行に移し
・試行錯誤しながら学習を最適化していく

1.何を学ぶか?【What!】
まずはじめにやることは、「何を学ぶか」を見極め・定める事です。

例えば、あなたが美容院を経営しているオーナー美容師だったとします。売上をもっと上げたいと思い。「美容室 売上 上げるには スキル」とググって見たとします。実際、上位に来る検索結果は、『美容室店長に求められる資質とは?店長に必要な6つのスキル』と出てきます。おー!なんか最初からそれっぽいの出てきたぞ!!
そこには、『①分析力②経理的視点③顧客の維持管理力④課題発見力⑤コミュニケーション力⑥店長としての自覚』とあります。うんうん、この中からピンと来るものを学ぼう。と考えますか?
また次の検索結果では『美容室の売上を上げる方法の例』が出てきます。記事を要約すると『アシスタントに売上をあげさせるメニュー開発』が大事とあります。これもそそられますね。自分が頑張らなくてもアシスタントが頑張ってくれるからその商品開発だけ頑張ればと。

これだと目的と手段が逆になったり整理されない状態のまま、単純に手段のみを評価していく発想にどんどんなっていきます。

そうではなく、戦略的学習力を高めるためには、まず自分自身が『将来こうなりたい』というゴールイメージを持ち、その目標を達成するために足りない知識・スキルは何を考える必要があります。

例えば、今回の美容室オーナーの場合、目的は売上を上げる為、では何故売上が上がらない理由は何なのか?
・スタッフの技術不足
・メニューの単価
・接客マニュアル
・立地
・集客力
・営業時間
この各要素の現状把握・理想と現実のギャップ・他の競業先とのギャップがわかっていないと、間違った物を選択肢、最終的に悲惨な結果を招きます。

仮にスタッフの技術を高め・メニュー単価を高めればいいんだという思い込みで学習を進めても、すでにスタッフ技術が高ければ効果は薄いですし、むしろスタッフはやめて他店に転職する事につながります。

今回の場合は、集客に課題があったとします。
そうなると、学ぶべきは、『Webマーケティング』であり『SNS活用』になってもいいです。実際に、店舗系ビジネスでも差別化するには、Web活用・特にInstagramやTiktokを使ったSNS活用が重要になっています。
同じ地域に美容院が複数あるなら、集客争いが常にありそこで戦って勝たなければいけません。
具体的に集客力を身につける、Webマーケティング力を学ぶ際にも、ユーザーに響く文章を書くための『ライティングスキル』なのか?動画配信をするための『動画作成・編集スキル』なのか、『HP制作スキル』かそれとも『広告運用スキル』なのか。自分に取って必要なスキルは何かを考えなければいけないです。

また「自分の適性・強み」と「社会からのニーズ」に照らし合わせて、何を学ぶかを考えるようにしましょう。

2.どのように学ぶか【How!】
学ぶべき内容が決まったら、効率的な学習方法を考える。
WebマーケティングやSNS活用・運用であれば、私はまずは書店でどの様な本があるかを見に行くことをおすすめします。今は書籍を買わなくてもインターネットやSNSで無料で有益な情報を沢山入手できますが、断片的になるのとどうしても時間がかかってしまいます。
なので、最初に大きな書店にいき、どんな種類の本があるのか?内容はどういう物か?実際に数ページ中身を見てみる。これをすることで世の中にそのスキルのニーズがどれくらいあって、その内容は凄く似た内容が発信されているかが目で見てわかります。ここが大事です。インターネットやAmazonで検索しているよりも実際の本が平積みされていたり、ポップが出ていたり、関連の話題がどれくらいあるかを視覚から感じることで社会的にニーズを把握できるようになります。
だから私は毎週本屋に通います!
そして気になったものをあとは深く悩まず買って下さい。高くて1500円程度は情報を探す労力など考えると安いものです。できるだけ体系立てて構成されていて網羅的に書かれているものが最初の1冊としてはおすすめします。

実際に本を読みながら、学びをアウトプットしようとすると、必ず手が止まる所があると思います。その時にはじめてもっと深い情報をインターネットやSNSやもしくはオンラインサロン・コンサル・スクールなどから専門家から情報を学ぶことがいいと思います。

ただし、その人のリソース(人・物・金)によって取りうる戦略は変わるので、適宜自己判断して下さい。例えば友人に専門家がいればいきなり頼るのが最短だと思いますし。お金が沢山あるなら最初からプロに頼むのがいいと思います。

3.学びの最適化

一般的にスキルを一人前、武器にできるまでに高めるためには10000時間の学習が必要だと言われています。
これはイギリス出身の元新聞記者がこの話を広めたと言われています。つまり特に学術的な検証などはないことわざみたいなものです。
変化の激しい現代では、1つの事に10000時間費やすのはむしろリスクと考えたほうが正しいかもしれません。もっと短い時間で60点を到達する段階で使えるスキルを最初から選ぶべきかもしれないです。

特に今はVUVA(ブーカ)の時代と言われています
V:Volatillity(変動性)
U:Uncertainty(不確実性)
C:Complexity(複雑性)
A:Ambiguity(曖昧性)
VUCAとは、上記の頭文字を取ったもので、グローバルなつながりが増え、テクノロジーの進化の速度が速まった事で、世の中が『カオス』になっている状況をあらわしています。
※カオスとは物理学の用語で複雑すぎる情報ため、未来予測ができない状況の事を指します。

短時間で修正を加えながら、世の中の状況の変化も捉えながら学習を最適化するには、私は一人で行わない事だと思います。今何故ここまで変化の激しい時代になったかというと、インターネットによって情報の価値が低くなった(表現が難しいですが、誰でも簡単に手に入るようになった)為に、本当に貴重な情報の賞味期限も短くなっているのです。
その変化を肌で感じて、常に最新の情報を取り続けるためには、一人ではなく複数の仲間と一緒に同じテーマを学び、お互いの経験を共有することで、最適化が出来ると思います。

まとめ

どうでしたか?自分で書いていても思った以上に難しく読みにくい。読んでいても楽しくないnoteになってしまったと思っているんですが少しはためになったでしょうか?

2030年までには時間はあります。
AIの進化に負けず人間も戦略的にスキルアップして対抗しましょう。

戦略的学習力はスキルです
スキルを使って何を学ぶかは自分次第です。
この戦略的学習力を高める勉強ってのも出てくるでしょうね。
私はこのスキルアップには、システム開発のマネージメント体系が役立つと思うので、興味があれば私が今後情報提供・フォローアップしていきます!

今後、図解にして簡単に説明することにもチャレンジしようと思いますが時間がなくしばらく出来なそうなので、フォロー継続してもらい追加情報がでないかウォッチしてください!!!

自分の得意な事は何か?自分自身を振り返り知識や経験をアセット(財産)化していく。これは、副業でも本業で独立する場合でも一番簡単に出来る事です。コンサルタントはみんなこれをすることで自分の商品化できます。
さらに、その自分だけの商品を将来に渡ってマネタイズ出来るエンジン化するために、将来の市場環境とスキルの市場価値を予測して、付加価値をつけていきましょう。自分の特徴がいくつもかけ合わさった時、その特徴やアセットは世界であなたが一番得意と言えるものになります。
それを見つけたら、あとはSNSやHPを使って訴求しましょう。そうすると相談・問い合わせが発生し、対応した履歴を実績としてまとめれば、またそれが集客コンテンツとなり、訴求力が高まります。

今回この記事を見て、皆さんがSNSで自分の何を売るか?それは過去の自分のアセットと、未来のニーズとの掛け算で、誰にもないユニークな物を作れるのではと思うので一度考えてみて下さい。

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@hashimoto_no14

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