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自作フレームワーク紹介:Landscape Thinking Method(LTM)

自作フレームワーク紹介の第3弾。前回はこちら

はじめに

私は、「もしかして、独自の思考法とか開発したらかっこいいんじゃね?」といういささか不純な考えにより、いくつかのフレームワークを作っている。今回はその中から、昨夜ふと思いついたものを紹介する。

Landscape Thinking Method(LTM)


本手法はマッキンゼーの開発した『ソラ・アメ・カサ』に着想を得ている。

私がこの手法を知ったのは、以前読んだ書籍で「報連相は指示待ち人間が量産されるだけだから止めろ」という趣旨の説明があり、その替わりとして推奨されていたためだ。

一般的に知られる『ソラ・アメ・カサ』の図

詳細は本記事では割愛するが、『ソラ・アメ・カサ』は、事象の認知、判断、行動に至るプロセスを身近な例に置き換えたものであり、火急の問題に対して素早く方針を立てることに向く、いわばクリティカルシンキングのための手法だと考える。

一方、本手法では『ソラ・アメ・カサ』を取り巻く周辺要因を分析する。雨雲が発生する原因は何か?雨が降ったあとは何が起きるのか?といった要素に置き換えて掘り下げるのである。

そこで、手法を『Landscape Thinking Method』(景観思考法、というような意味)と名付けた。

あえて拡大解釈して考える


実のところ、問題解決を行うにあたって考察すべき要素は3つで十分だと考える。マッキンゼーもそれを熟知しているだろう。では、わざわざマジカルナンバー(4±1)を踏み倒してまで要素を増やしたのはなぜか?

それは、時間をかけてでも、より発展的な解決策を導くためである。そのため、本手法が向いているのは研究開発や原因分析といった領域となるだろう。

なお、本手法を適用する際に上のような絵を描くことは重要ではなく、考察に必要な要素がリストアップされていればよい(この絵をテンプレートとして提供してみようかとも思ったが、それは私の仕事ではなく、外部発注案件だと気づいた)。

まとめ

本記事では、マッキンゼーの著名なフレームワーウである『ソラ・アメ・カサ』と、それを応用した自作フレームワーク『Landscape Thinking Method』(LTM)について紹介した。


色々なところで繰り返し述べていることではあるが、道具は目的に応じて使い分けるのが最善だと考えている。

また、これも繰り返しになるが、全くのゼロベースから役に立つものを生み出すことは容易ではない。

本手法も、私自身が凡人に過ぎないことを自覚した上で、既存手法のパクりエッセンスを抽出し、異なる目的に転用するという発想で生み出されたものであることをご理解いただければ幸いである。

次回はネタ切れなので少し趣向を変えて、私がアイディア出しをする際に取り組んでいることについて紹介しようと思う。


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