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ロシア文学から始まる独り言

ツルゲーネフのはつ恋を読んだ。
ロシア文学は好きだ。
ツルゲーネフのはつ恋が好きだ。
ジナイーダ嬢のようなファムファタールに、
青春を、人生を徹底的に破壊されてしまいたい。

だが、悲しいかな。
ファムファタールは常に男性の前にしか現れないのだ。
なぜなら、男の妄想だからだ。そう、そんな女はいないのである。

妄想だから、理想で美しいのだ。

ロシア文学が好きだ。
文章から滲み出る、土地の寒さ。
人生に対し、自身に対し、有無を言わせず、内省を余儀なくされる
あの独特の重苦しさ。

寒くて、お腹が空いて、ひもじい環境で読むもよし、
暖かい喫茶店で、ブルジョアの如く美味しいものを食べながら
ゆっくり読むのもよし。

もっと本が読みたい。

本が書きたい。

あれもしたいこれもしたい。

自分がどんどん拡張していくのを感じる、生きるって爆発だ。



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