映画『A Ghost Story』感想
『A Ghost Story』をAmazonレンタルで。
たしかぷらすとで松崎健夫さんかタツオさんが激推ししていてずっと気になっていた。A24製作。
すごく静かで、相当変わった映画だけど、好きだわ〜。
仲の良い夫婦(ケイシー・アフレックとルーニー・マーラ)のうち旦那がいきなり冒頭で死亡。直後にシーツを被った幽霊になって、妻を見守っていく…という話なのだが、後で結構予想もつかない展開になる。見終わった後の解釈も観客それぞれだろう。SFではないけどSF好きなら尚オススメしたい。すごく美しくて忘れられない夢、のような映画だった。
個人的にルーニー・マーラは勿論ケイシーも大好きで二人の魅力も存分に味わえる。 ずっと出ている幽霊のシルエットが本当に美しい。冒頭少ししか出ていなかった夫ケイシーの人柄が、その後少しずつ分かっていく構成も好み。
特に前半はカットが異常に長くて、好き嫌いは別れそうだけど、何か気になる要素が必ず画面の中にある。夫を亡くしたルーニーがただパイを食っているだけの超長い(多分10分位?)1カットがあるのだけど、ルーニーの様子は勿論、とある光の変化がずっと気になってたり、とか。
たまたまだったのかも知れないけど自分はまったく飽きずに観れた。映画館だと尚良かったかも。最後も印象的で記憶に残りそう。