映画『人生はビギナーズ』感想
『人生はビギナーズ』(2012)をAmazonレンタルで。
監督はマイク・ミルズ(『20センチュリー・ウーマン』)。
なんで『カモンカモン』も観てないのにこれ…と自分でも思うけど、気分なんだよ気分! ずっとプレイリストに入ったままだったこの作品、昨晩になって急に「これだ!」てなって。 まんまと良かったです。
【感想】
まずこのカミングアウトしたお父さん:クリストファー・プラマーがむちゃくちゃキュートでオシャレで最高過ぎる。お父さんの映画だよね…
恋愛にはまったく縁なく、恋愛メインのドラマ映画にはほとんど興味を持てない自分でも、なんだか恋したくなったよ!違うな、他人の恋のほにょほにょに浸りたくなったよ!恋愛映画としてもとっても魅力的だと思う。
お父さんがゲイのグループに入ってまさに人生の最期を謳歌するさまと、過去の両親の微妙な空気感が、交互にカットバックされ、彼の人生とは、を考えさせる。 またこの亡くなったお母さんもソーキュート。 主人公のとんでもなく繊細で気ぃ使いなオクテ中年をユアン・マクレガーが見事に演じている。この優しさには恐れ入る。皆こういう人と結婚した方がいいと思う。ただユアンは大変そうだ。
いやな人は誰も出てこない。だけど皆が少しずつあるいは大幅に食い違って、時に傷ついて、でもなんとか自分を少しずつ変化させて、ビギナーズから先に進もうとしている。自分の人生を生きるために。 とっても好きな映画です。
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