準備して捨てる、いや、捨てるための準備? 〜人前に立つ時に私がしていること〜
私が人前で、まとまった時間、話したり、ファシリテートするという役割を担う時、事前にやっていることは
①聴く
②書く
③話す
④書く(加筆・修正)の4ステップだ
最初は主催者の「目的」を
①「聴く」こと
この場に参加する人に
・何を伝えたいか
・どうなってほしいか
・どんな気持ちになってほしいか
ここを押さえておかないと、強調すべきポイントが掴めなくて、参加者にとって有意義な時間にならない危険性があるので、しっかり!確認することを大事にしている
次は
②「書く」
研修なら「構成」を、司会なら「進行台本」を、時間があれば一字一句書くし、時間的余裕がなければ、構成要素を箇条書きで書き出す
書くことで、客観的に状況を把握できるようになるので、主に無駄の排除が出来るのがよいし、複数で関わる場合は、確認がしやすくなる(抜け漏れ防止にも)
さらに、知らず知らずのうちにクセになっている言い回しや、回りくどい曖昧表現なども、書き出してみると、意外と見つかる
私の場合は、ひたすらキーを打つことで、内容を頭に入れていくような感覚もある
③は「話す」
書く際にも、私は出来る限り「話し言葉」を使うのだけれど、実際に口に出すと、ピンと来ないことや、流れがスムーズじゃないこともあるのでそこを確認する
また、声に出すことで「耳」で理解できるかの確認にもなる
同音異義語の読み方はもちろん、助詞1つの有無で耳でわかりやすい表現が叶うことも多く、ここはとても大事にしている
※準備期間が長く取れる時には風呂場で何度も何度も話す!!!
④そして再び「書く」
これは、実際に話した際の違和感をもとに、修正したり、加筆したりの「書く」だ
ここで、概ね準備終了となる
「なるように、なる」と
私自身も、よく口にするけれど
実際には「なるように、なる」なんて、全く思っていなくて!
やっぱり準備こそが(日常のあり方を含む)、結果に大きく影響する
だから、いつも悩ましいし、ムズカシイし、メンドクサイ(笑)
今日も明日も「私ってホント、メンドクサっ」と
自嘲しながら、パチパチ、パチパチ、キーボードを打つのである…
書くことが好きでよかった😌
そして奥義!?
4ステップの後にあるのは
⑤「捨てる」だ
ええ?捨てちゃうの?と、思うかもしれないけれど
準備という「枠」にとらわれ過ぎると
目の前の出来事に、目がいかなくなることがあるからだ
結局のところ
捨てるために、準備すると言うか
準備がないと、捨てられないという不思議な循環がある
違う角度から表現すると
準備することによって、自分にできた「余白」で初めて!目の前で起きることに対応できるかどうかが決まるというわけ
準備に時間をかければかけるほど、捨てられないというジレンマと闘いながら、本番では、「枠」にとらわれないようにフレッシュな気持ちで立つ
やっぱり修業です
そう、毎日が修業なんです(笑)