Journal intime (le 9 juillet 2021)
いつ眠ったのかわからないぐらい眠り、いつ起きたのかわからないぐらい眠った。1日のほとんどを眠って過ごした。ただでさえ昼夜逆転の日々、さらに過眠の傾向があり、かくて起きていた時間の記憶のほうが乏しいという1日が生まれてしまった。起きていた時間は確かにあったはずなのだが、起きていた時間にしたことすら断片的にしか思い出せない。
マスクを着けずに郵便受けを見に行った。
いちごバナナスムージーを飲んで、気持ち悪くなって流し台に吐いてしまった。後始末がひどく大変だった。
希死念慮や厭世感がひどかったので、いつもよりだいぶ早い時間に精神科の薬を飲んだ。
……そのせいかいつもより早く、長く眠ったような気がする。しかし本当のところ、こんなに眠ってしまい、こんなに精神的にしんどくなった、その理由は別のところにあるのに違いなかった。
金魚鉢の中で迷子になったふたりぼっちの魂。今夜の夜廻り猫は「存在祝い」というタイトルだった。Wish You Were Here. あなたが存在してくれたなら。あなたの存在を祝えたなら。あなたの存在を祝うわたしを祝えたなら。
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