Discover 2022-7,8より。医療におけるAI 1
最新号ではないのですが。
Discoverの7, 8月号から、医療におけるAIについてです。
まずは総論に当たるところについて、私が知っていたことも、ちょっと調べたことを交えながらご紹介します。
かなり前からAIの活躍は言われています。
思えば人間のチェスの王者がコンピューターに負けたのが、今から25年前の1997年のこと。
将棋の現役名人がコンピューターに負けたのが2017年。
そして最近、AIの描く絵が良くできていると話題です。
人間である私としては、少し淋しいのですが。
コンピューター、つまりAIは既に人間を凌駕するところに来ているのでしょう。
そんな中で凌駕してくれているのが結構嬉しいのは、医療分野です。
この号では、がんの早期発見にAIが使用されているということが出ていました。
検査データだったような記憶ですが。
そこから考えられる病気の可能性の中で。
人間の医者が見落としてしまいそうなものについて、AIが指摘してくれると言うような話を聞いた気がします。
この号では、ある種の乳がんや肺がんについて、AIが早期発見することができるということが紹介されています。
さらに、AIが患者とチャットすることで心療内科医をサポートするようです。
AIとチャットするのは、siriやアレクサとのやり取りで、なんとなく一般的になってきました。
そんなふうにチャットするAI、chatbotが心療内科医のサポートをするようになってきたようです。
つまりお悩み相談をAIがしてくれるんですね。
ただ、AIの進歩がいいことばかりではないようで。
ちょっと気になることも書いていますね。技術(この場合はAIですが)の陰の面です。
意訳しますと、
「(AIの)技術が倫理的な医学的決定を行えるかや、人種的偏見の固定およびケアの不平等を拡大させる可能性についてなど、考えるべき点は多くある」
というところです。
科学技術が必ずしも明るい面だけを持っているわけではないことは、様々な例があります。
ノーベル賞は、ダイナマイトを発明したノーベルさんがその利益をもとにして創設したという話は有名です。
そのほか、原子力にしてもプラスチック製品にしても、多く科学技術は陰陽の2面を持っています。
さて、AIが持つ陰の面はどんなものか?
それは各論を通してみていくことになるようです。
次回はがんの早期発見に応用されているAI、ではなく診療医療で使われるchatbotとしてのAIをご紹介する予定です。
(がんの早期発見はその後にご紹介します。)
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