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HashHub Lendingの基本方針・ユーザーレポート

序文

2021年1月6日に暗号資産貸し出しサービスのHashHub Lendingの先行公開版リリース致しました。弊社別サービスのHashHub Researchの会員に向けては2020年11月より公開していたので、その期間を含めると約2ヶ月間サービス運用していることになります。

最大貸借料は年率10%の国内最大の年率を強みとしています。今後、HashHub Lendingでは、ユーザーおよび、利用を検討してくださっている方々に向けて1ヶ月に1度の定期レポートを配信致します。
構成としては、私たちの基本方針と私たちが市場をどのように捉えているかを概説する形式となります。HashHub Lendingは、お客様に事前に提示した年率に基づく貸借料をお渡しするサービスでありパフォーマンス連動型でないため、詳細な開示やパフォーマンス開示は予定していませんが、本レポートを通して、利用者の方が安心してHashHub Lendingを利用できることを目的としています。

HashHub Lending 基本方針

HashHubは暗号資産・ブロックチェーンのリサーチを創業から続けて参りました。(現:HashHub Research)その内容は暗号資産業界の成長に伴い、BitcoinやEthereumあるいは新規ブロックチェーンの性質、あるいはレイヤー2などの新しい技術、機関投資家の動向など多岐に渡ります。
また、リサーチと並行して自社資産を活用したトラックレコードの作成と、海外企業やプロジェクトとのネットワークも豊富です。
これらの経験を活かして、この度リリースをしたHashHub Lendingでは、リスクコントロールに最大限の注意を払いつつ、アービトラージ・第三者への貸し出し・ステーキング・DeFiを含んだ様々な暗号資産の活用を行う方針です。HashHubが元より強みにしている暗号資産の市場理解やセキュリティ関連のリスク調査に加えて、金融機関出身者による収益管理とリスク管理ノウハウを組み合わせて本事業を行って参ります。
類似サービスと比較しても高い年率をお客様に提供することで、日本においても暗号資産が新しい資産形成手段であることを証明したいと考えています。 

暗号資産市場と世界の金融市場動向(2020年12月)

米国では、ビットコインを購入する機関投資家の多様化が進み、これまでの暗号資産ヘッジファンドだけでなく、グローバルマクロファンドを始め、金融機関でも暗号資産を保有する動きが日々ニュースとなりました。グレースケール投信を始めとした海外機関投資家からの資金流入が継続し、BTC価格はドルベースで史上最高値の更新が続きました。12月中旬には大きな節目である2万ドルを突破し、年末時点での高値は$29,298と$30,000に迫りました。米国景気刺激策の進展とBTC価格が連動しており、インフレヘッジとして需要が鮮明になりました。

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ETH価格はBTC価格に連れ高する形で、年末時点では$735まで上昇。12月の上昇率は25%とBTCが54%上昇に対し大きく見劣りしました。ETHの暗号資産も、総じてBTCに対してアンダーパフォームしており、機関投資家による購入額の差が大きな要因と思われます。
弊社のヒアリングによると、機関投資家間の暗号資産レンディングレートは、貸付業者による差が大きいもののBTCが4.5-5.5%と若干の上昇傾向。マイニング業者のニーズが高まってきており、暗号資産担保ローンの金利は、LTV50%の契約でも12%程度まで上昇。旺盛な借入ニーズにより担保ローン業者の貸出資金が枯渇してきているためか、利息の金利提示が小数点以下第二位まで提示される状況となっています。
暗号資産市場堅調の最大の原動力は、機関投資家のインフレヘッジ需要であり、その背景には世界各国の大規模金融緩和、積極的な財政支援があるため、金融政策と財政政策についても記載します。
米国の金融政策を決定する連邦公開市場委員会(FOMC)では追加緩和こそ見送られたものの、FRB議長からは「景気回復が鈍れば資産購入を増やす可能性」など更なる緩和が期待できる発言がありました。
平行線を辿っていた追加景気刺激策 に関しても与野党で合意、上院下院の議会も通過し、年末にトラ ンプ大統領の署名となりました。世界の指標金利である米10年債利回りは、0.9-0.95%の横這いでの推移となりました。金利の上昇はインフレを抑え、インフレヘッジ需要の低下につながりますので、暗号資産運用において今後最も注視すべき指標であると理解しています。
対して、米国株式市場では、S&P500、NYダウ、ナスダックがそろって史上最高値を更新するなど堅調。PERが38倍程度と歴史的な割高状態にあり、今後、グロース銘柄からバリュー銘柄へのシフトが進むか注目されます。日経平均株価は前月比3.8%高の27,444.17円に続伸し、1990年8月以来の高値をつけて年末を迎えました。実態経済に対して割高な状態であることは明確であり、世界同時株安と言われる急落局面が起こった場合、暗号資産は更なる急落が予想されます。

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DeFi Pulseの集計によると(https://defipulse.com/)DEX・分散型レンディングサービスにロックされている金額は月初が$13.17 billion 月末時点で$15.39 billionまで増加したものの、ETHベースでは減少しており、より好調なBTCへの乗り換えがあったと推測されます。
一方で、DeFiプロトコルに対する攻撃による資金流出はほぼ毎週にように発生しており、金額が大きいものでは数十億円相当が流出しています。攻撃されたプロトコルは、Harvest Finance、Cover Protocol、Akropolis、Cheese Bank、Value Finance 、Origin Protocolなどが挙げられます。本番リリースして間もないプロコトルで発生する確立が高く、活用には引き続き慎重な姿勢が求められると考えます。DeFiガバナンストークンの代表格であるUNIの価格は$3.7、BALは$13、CRVは$0.5とほぼ横這いで推移、BTC価格は大きく上昇しているため、BTC基準で見るとDeFiファーミングのAPYが低下する結果となりました。

※免責
本レポートは、投資を助言または推奨するものではなく、情報提供と教育のみを目的としています。お客様が本レポートで参照される暗号資産または関連するアセットに関して投資判断を行う場合は、事前にご自身でリサーチ及びデューデリジェンスを実施していただく必要があります。 

【国内最高利率の貸し暗号資産(仮想通貨)サービス】
HashHub レンディングは、国内最高利率の貸し暗号資産(仮想通貨)サービスです。
2021年1月時点での募集年率はBTC6%、ETH6%、DAI10%です。HashHubレンディングでは、長期間のロックアップや解約手数料が発生せず、セキュリティ体制も万全です。
暗号資産保有者は貸し出しして暗号資産を増やしましょう!
▼HashHub Lending
https://hashhub-lending.com/

【採用情報】
HashHubは「We Build Choice」を掲げて新しいコンテキストを前提にした選択肢を創出する企業です。
エンジニア・経営幹部候補・クリプトクオンツなど様々なポジションを募集しています。
採用サイト:https://recruit.hashhub.tokyo/
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