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本当の傾聴に触れてーロジャーズ自己成長論ー

このnoteでは、
養成講座で学んだことx実際のテスト問題
でまとめています。

本当の傾聴の奥深さに気付く


ロジャーズのクライエント中心療法
知ったのは6年前。

会社員で働きながら
カラーセラピストになった時。

それから6年後、
出会ったキャリア・コンサルタント養成講座。

学んでみて気づいた、
分かってるつもりで、分かってなかったこと。

本当の傾聴の奥深さを改めて学びました。

ロジャーズの理論の流れ


1940年代 非指示療法時代
これまでのカウンセリングはアドバイスが一般的でした。
ここで誕生したロジャーズの理論は、
アドバイスではなく
「自己成長論」とも呼ばれていました。

クライエントが「自ら成長できる」よう、
カウンセラーは受容・共感を繰り返します。

1950年代 クライエント中心療法時代
「非指示的療法」が単純なテクニックとして固定化することを懸念して「クライエント中心療法」という名称を使うようになりました。

受容・共感とは、
ただ聴くだけでないということ。

オウム返しとは、
ただ繰り返すだけではないということ。

ロジャーズ自身のカウンセリングでも、
応答の8割が「伝え返し」と言われています。

では本当のオウム返しとは何か。

例えば、

相談者
「自分は取り柄もなくて自分が好きじゃないです。」

↓ ↓ ↓

カウンセラー
✖「今のままで十分素晴らしいですよ。」←褒めてる
✖「自分が好きじゃないんですね。」←ただ繰り返してる

相談者の世界を「確かめる」応答をするのが本当の「伝え返し」

こんな感じはどうでしょうか?
「自分のことが好きじゃないとおっしゃっている自分に対して、今はどんなお気持ちでしょうか?」

この応答に関しての
正解・不正解は分かりませんが、
オウム返しは下記のように書かれていました。

Testing my understandings(理解の確認)

本来のオウム返しとは
「確認する」ということのようです。

相談者は確認されることで、
自分の感情の動きに気づいたりしていくのでしょう。

自分と関わるようになって最初の一歩を踏み出せるように。
それがロジャーズの「自己成長論」かと思います。

実際の問題

・ロジャーズの心理療法は?

〇来談者中心療法
〇成長への意志

・来談者中心カウンセリングとは?
 
〇実現傾向
〇人格変化の必要十分条件
〇内的照合枠
〇過程概念

ロジャーズの理論は毎年出題!

・ロジャーズの理論はどれか?

〇1940年頃、それまでのカウンセリングが指示的アプローチであると批判して、非指示的アプローチの意識を主張した。
〇1940年代半ば「非指示的療法」が単純なテクニックとして固定化することを懸念して「クライエント中心療法」という名称を使うようになった。
〇1950年代後半から過程尺度などを使った心理療法の効果についての研究を行った。
クライエント中心療法の基本概念に関する記述はどれか?

実現傾向は個人を維持し、強化する方向に全能力を発展させようとする個人に内在する傾向のことである。
〇カウンセラーがクライエントの感情に注意を払い、その要素に応答すると、クライエントは深く理解されていると感じて満足を覚える。
〇人が最高に実現された状態を「十分に機能する人間」と呼び、セラピーの目標とした。
来談者中心カウンセリングにおけるカウンセラーの基本的態度や考え方に関する記述はどれか?

〇クライエントに対して無条件の肯定的関心を持つ。
〇クライエントとの関係において、心理的に安定しており、ありのままの自分を受容している。
〇クライエントの内的世界を共感的に理解し、それを伝える。
来談者中心療法に関する記述はどれか?

〇人は、成長、健康、適応へと向かう生来の欲求を持っている。
〇人の過去よりも、直接の現在の状況を重視する。
〇心理療法での関係そのものをクライエントの成長経験になるようにする。

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