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#21 憧れを正当化に使っちゃダメだ

あの人が言ってるから自分もやらなくていい。
あの人が打ちひしがれてるからそれはやらない方がいいのだ。と自分のできないこと、やりたくない苦手な事をやらない理由として正当化しちゃダメだ。

だいぶ前だが、あちこちオードリーのオンラインライブを観た。あんなに輝いて見える芸能人ですら、絶望と苦悩を常に抱えてるのだと正直驚いた。どんな人でも常に悩みはあって毎日それと向き合い、悩みと一緒に生きている。とは理解してるつもりだったが、テレビや芸能界はとても華やかな世界に見えるから性質上、難しそうにしてるとはあまり見えない。編集とかもあるからだろうけど。

その分ラジオは目からではなく、耳から入る情報しかないので、「あ、今日は疲れてるのかな」とか「今日は元気なのかな」なんて想像しながら聞くことが多い。
だからいつもオールナイトを聴いてるとその時の苦悩や葛藤を感情のままに言ってくれるから、より共感するし考えさせられることを多い。
テレビではなかなか見せない部分を伝えてくれるのはとても嬉しい。

前置きが長くなってしまったが、あちこちオードリーのオンラインライブはとても胸の奥が熱くなるようなや冷や汗を掻くような感覚になった。

内容は、芸能生活の中で感じたものを絶望ニュースとして取り上げるものだ。色んな絶望をエンタメにしつつ話してくれていたので笑いながら楽しんで観れた。
が、絶望って結構近くでそれこそ、あちこちで起きてるんだと思った。それは、思いやりのない人の言動がほとんどで、こっちは色々気を遣ってるのに…なぜそうなる!ということが多い。

自分も生きていてそんな気持ちになることばっかだ。
幸いプライベートではほぼそんなことになることは無いけど、もう一歩外に出ると絶望がそこら中に潜んでいる。気がすることもある。仕事なんかほぼ絶望だけど、その中で微かな希望を感じ取れることがあるからなんとかやっていける。それは、出演していたオードリーさんや松永さん、橋本さん、塚地さんもそうだと思う。そして誰しもそうだと思う。その希望が感じ取れてるからまだいい方だけど、全く感じ取れなくなったらきついよな。

でも、絶望ばっかりだからって諦めてやめていいわけじゃない。もちろんたまにはそんな時もあっていいけど、
自分から絶望に向かっていっちゃダメだ。
自暴自棄にもなりたくなる気持ちはめちゃくちゃあるけど、そうじゃ無い。そうすると、誰かの新たな絶望を生んでしまうからだ。
自分ばっかり……じゃあーない。
友達や家族と絶望を慰め合うのはとても良いことだし、積極的にやった方がいいと思う。
でもそれはずっと絶望しているためでは、ない。
絶望の中で少しでも生き抜くためだ。

最近、気をつけていることことがある。
若林さんのような自分が憧れているを理由にして色んなことやらなくならないようにすることだ。
ラジオやテレビ、書籍などから影響を受けるの良いんだが、憧れの人たちはみんな”それをやろう”とした結果、絶望したのだ。やる前から絶望はしていない。

あの人がやって傷ついたって言ってたからやめてこう。
と、
あの人がやって傷ついたことが自分ならどう感じるだろう。では、全然違う。だって違う人間だから。

百聞は一見にしかず。よりも、
百聞は一見にしかず、そして体感すべし。だ!

とか言ってめちゃ絶望感を感じた時の近づけた感は、なんとも気持ち感覚があるからやめられないんだけどね。

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