たのしいたのしいぼくらののみかい1巻(作画　ルーツ) こんな大学生活もいいなぁ

酒、好きですか！？　

今でこそ居酒屋に飲みに行くのが好きでしょうがない37歳だけど、大学時代の飲み会は正直楽しんでいたかというと微妙なところ。当時はそこまで強くもなく、酒の飲み方がよく分かっていなかったからだと思われる。まぁとはいえ現在の俺も、未だ富井副部長級のやらかしをしたりするので飲酒は注意が必要だ！

「美味しんぼ」85巻より

酒は人を狂わせる一方で、酒が飲めるとそれなりに楽しい事が多いのも事実。そこで飲酒には一言も二言もある感じ、ルーツ先生の漫画を紹介！

これぞ大学生の日常

2014年ごろの漫画だが、いきなりゲームキューブをやってるシーンからというのが信用できる！(おそらくスマブラ)

ちなみにこの漫画、男しか出てこない(登場人物はこの大学生4人とまれに社会人の稲田さん。木元は永遠に出てこない！)。

これは8割方大学近くの家に一人暮らししている森本の家に集まって、姉(作中出てこない)が可愛い坪井、パチスロ喫煙リア充呪詛のメガネ大野、アルバイトに全力をかけ寝たら起きないモテ男高橋が宅飲みするだけの話だ。まさに漫画の可能性は無限大！

如何にも大学時代「ありそー！」の描写が連発

在りし日の大学でこんな事は言ったことない事の方が多いが、思わず「あるある！」と頷いてしまう。

第1話からしてこのテンション。この意味のない会話こそまさに大学生の宅飲み！

1話の集大成は次のページかな。

このページの何が素晴らしいって、徹頭徹尾意味がないことしか言ってない！　コレだよこれ、これぞ宅飲みなんだ！

仲の良い友達の家で飲んでいるような感覚になれる漫画

こんな大学時代を送ったようで送っていない。確かに一人暮らしの友人の家に入り浸るような生活はしていたが、こんなに酒を飲んだり鍋作ったりはあまり無かったなあ……なんて、なんならちょっとセンチメンタルになったりする。

とは言え、俺もこれぐらい無意味な事を言いながら大学を過ごしていた。売れてる音楽への無意味な呪詛、教授の悪口、バイトめんどくさいとかマイナスで何にもならん事ばっか言ってた気がする(もちろんそれだけじゃないけど)。なんか、俺にもあったはずの日常って感じがとてもある！

最終的に2回しか出てこない、このOBの稲田さんもまるで存在するかのように思ってしまう！　というかスキンヘッドでスーツってなんの仕事してんだろ？

この漫画の不満なところ

この漫画のめちゃくちゃ不満なところを上げるとすれば、なんとナンバリングされているのに1巻しか発売されていない所である。こんな事を言うのも何だが、幻冬社の漫画部門はマジで見る目がない！この漫画を続けなかったのは昨今のメシ漫画ブームを逃した痛恨だと思われるよ。あんまメディアミックス賛成者ではないけど、それなりの若手俳優4人で深夜のテレ東が見える漫画だと思われるだけに惜しい、惜しすぎる！

「テニスの王子様」16巻より


ここまで1話の画像しか使っていないけれども、この先も基本的には森本家の宅飲みだが坪井の実家で飲んだり、多分井の頭公園で花見をしたり、夏休みに北海道のコテージを借りて飲んだりと意外にバリエーション豊富である。読んでいて非常に飽きのこない良い酒漫画だと思うんだがなぁ。

俺はこんな大学生活をもう一度送りたい！

「テニスの王子様」　18巻より

ちなみにルーツ先生は、女の子が酒を求めて居酒屋行ったりファミレス行ったりハイデイな中華屋行ったりする「ルーツビア」という作品も描いていたが、どういう訳かこちらも1巻が出て打ち切りになってしまった……これも面白いのに、何故だ！

「ルーツビア」1巻より
どう見ても某フィッシュピープル！　あれ美味いんだ手羽先ザンギ！

ワカコ酒だって良い感じのドラマになったんだから……

ドラマ版は見たことないけど、漫画版は読んだことあるワカコ酒。あれだって普通に面白いけど、あんなロングランドラマになってるのだってそこに需要があったからだし、絶対編集部の美味いアシストがあってこそ。これだってそのポテンシャルがあるような気がするんだがなぁ。

俺の好きなバーズコミックスは絶対に途中で終わるから、基本相性が悪いんだろうな幻冬社と。まぁ社長があんなだし、自称天才編集者とかいうセクハラ野郎とかいるから、基本価値観合わなそー(突然関係の無い事をブッコむスタイル)。

「美味しんぼ」78巻より

皆さん、この漫画を読んで美味い酒を飲みましょう！

注釈のない画像はすべて「たのしいたのしいぼくらののみかい」1巻より

たのしいたのしいぼくらののみかい (1) (バーズコミックス)

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