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詩(うた)note『*poetlyricsyndrome.』

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2022年2月の記事一覧

作詩『仮面のシタ。』

作詩『仮面のシタ。』

顔を失くした 仮面のひとは

変わらない嘘で白く塗りつぶした。

顔の見えない 仮面のものは

終わらないウソで黒くなりつぶれた。

顔を失くした 仮面のひとは

くだらないことをウソで塗りつぶした

顔を見せない 仮面のものは

笑えないウソでクソを塗りたくった

ただ消えない

まだ消えてない

いずれにせよ

忘れても、消せはしない。

顔を失くした 仮面のひとは

ヒトでないモノになり変わ

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作詩『染脳ミーム。』

作詩『染脳ミーム。』

世界 とろけて キミと感染するこころ。

アタマ とろけて あたし、感染するところ。

廻り道のまにまに 広がるの。

夢のあとさき つづく世界。あしあと。

あたしの想いは、空を染める。

キミの傍に置いていてほしいの。

ねぇ。

もう戻れない。

言葉の記憶。

遠くで鳴る、鼓動ふたつ。

止めないで!

Don’t let me down!!

惚れてみろ腫れてみろ、一生。

飛んでみた。

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作詩『赫い果実。』

作詩『赫い果実。』

もう悲しまないで

赫い実はもう捥ぎ取ったから。

悲しまないでくれ

青い春が透りすぎていくのを。

好きなものに名前をつけよう

頭のなかにあることば

声にならなくてもいいから

忘れてしまわぬように。

離れてく 手を

染みこんでいく 唇の赫い色に

風が戯れてる。

スカートが踊る。

踵が鳴る。

繰り返して、愛のうたを

うたうひとに

繰り返して、愛のひびを

うれうひとに

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作詩『君染ミームティクス。』

作詩『君染ミームティクス。』

さいごのまほうが キミまで つなげてくれる。

目覚める。孤独の ひかりはもう怖くない。

夜がまばたきしてる。そんなユメ、まぼろしだった?

キミといつかの星こえたら

ふわりスカート、たゆたうココロ。

きれいな薔薇の棘、ちくりと痛い

ナミダは宇宙になる!

カルマる。

うそ。

かも、ね。

感染=キミだよ。

 

あしたときのうが あたしをつないでくれる。

手と手を いっぱいの愛で

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作詩『ワンダフルワールド。』

作詩『ワンダフルワールド。』

羽根を失くした うさぎに逢った。

泣きじゃくって  “月に帰れないよ”

だいじょうぶ さがそう

キミの羽根

さあ!

キラキラ 光る

流星 めぐる たびへ

ちいさないのり。

不安なら

ねぇ、おなじだよ。

ああ、ああ

いま ピカピカの

ハロー!

隠れていた ヒカリが聴こえた。

ああ、ああ

いま 見つけたよ。

さあ つかんで。

でも、ほんとうは ほんとうは

ハロー、ハ

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作詩『ほしのたね。』

作詩『ほしのたね。』

愛の鳴る 星のカケラは、

花が舞う光と影のよう。

赫い眼のうさぎがこぼす涙の絵

月の模様を 描いた

羽根のない 天使は、孤独?

雨粒とその歌声が 鳴って

哀しみのツタが震える

たいせつが泣いていた おびえたままの。

ずっと消えない痛み

さよなら!

聴こえている うたも

愛となる キミのカケラも

いつかわすれてしまってゆく

星の降る 綺麗な魔法で

祈りあって、あたためるか

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作詩『セロリ。』

作詩『セロリ。』

宇宙を たべられたらなぁ

痛みは 投げ出していたい。

くらくらするけど

イタいなそれは!

いらないとこしか

感じ続けて、感じ続けて!

いたいよ。

そら、青にならなかった。

作詩/作曲:ハセガワケイスケ

作詩『リガチャ。』

作詩『リガチャ。』

廻る脳。モザイク 薄目で視る既視感。

運命と呼ぶ カケラ らららららんでぶー。

歪み脳。エフェクト 踏みつけてた2時半、

彗星と踊るキミららららんでぶー。

ゆるい!

ねむい!

あたまんなか空っぽっぽいの

2兆年は笑ってる。

エモい!

シャバい!

あたまんなか空っぽぽいの

2兆年は笑ってる。

欲望、爆ぜ。リガチャしません?

みみむぱりらー。ダッダッ! ふむふむ。

どうどう

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作詩『雨声ユニバース。』

作詩『雨声ユニバース。』

 雨のうたう音は、透明なことば。

「なにを待っているの?」

 記憶、消えていく。

 声が落ちて いま映る。

 水たまりめぐる 指尖で

 キミが見える。

 羽根る、響く、エコー。止めないことば。

「愛と間違うの?」

 もぐる。記憶の層。

 眠りつづけていた。からっぽのゆりかごで。

 うたう。流れ星。

 キミが見えた!

 きれいな花をかかえて、最後の海で踊った。

 ボクにはマ

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作詩『ドレド。』

作詩『ドレド。』

かわしたことばの数。

ずっと、好きだけが失せる。

たどれど

祈れど、

言うの、たやすく。

水のなかに沈む

かすかにかわしたことばは

いまは、左手にだけ霞むの。

見惚れど

祈れど、

いまは、左指にだけ絡むの。

ミドレド。

シドレド。

いまは、左眼、ひび割れ。奪うの。

『DoReDo(CDC)』
作詩:ハセガワケイスケ

作詩『三十六月とダンス。』

作詩『三十六月とダンス。』

そんなことよりも、

踊ろう。

カーテンコールが鳴る前に。

誰もいなくなった海で

三十六月、

繰り返しの身体を沈めて

四日と十九時間、

幻をあたまのなかで

笑った顔も

もう、忘れ失せた。

踊ろう。

かわりが来る前に。

踊ろう。

最後は、綺麗に笑って。

愛して。

忘れて。

あいして

わすれて。

遠くへ、忘れ物を届けに行く。

うたう少女と赫い靴、

踵を鳴らす。

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作詩『バイウー。』

作詩『バイウー。』

マボロシと感情。

その劣化と炎。

希薄な、誠実さ。

緑色した殺風景

ある部屋に

虹色の緑が映える。

キミは笑った。

ボクはあの日のままで、

歌をうたう。

さよならと言う、

キミの答えは知らないまま。

さよならと言う、

キミの答えは判らないまま。

重ねて、

声、

空、

壁のほう。

星、

宇宙、

傘のほう。

しずかな海。

最後は、キミと踊る。

『by_u』

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