ピアノが来た日(その4)

「もっと上手になったら弾いてもいいよ♪」

家族から冷たい言葉を浴びせられ、途方に暮れた若き日のじゅんじゅん君。さすがに自宅で音を出す練習に限界を感じ、前々から考えていたプランの実行が現実となるのでした。
「わかった。僕にも考えがある」

とは言え、大したことじゃないんですが、電子ピアノを買うことにしました。

・電子ピアノならヘッドフォンをして消音できるので、家族から苦情を受けない。
・生のピアノとタッチは違うけど、基本的に音の確認などは電子ピアノでしておいて、本番が近くなったら生の楽器で音を出す。そこは期間と時間を伝え、家族に了解を得る。

そして、生のピアノがあるのに安くない電子ピアノをわざわざ買うことで、本気を家族に見せる狙いもありました。お前がそんなに真剣なら、協力するよ。そう言ってもらえることを期待しながら楽器店に足を運ぶのでした。

よくある据え置き型ではなく、けん盤部分だけ持ち運べるキーボード状の電子ピアノ。ブラウン色はインテリアとしても映える!ウキウキで我が家に迎えたのでした。

その5に続く

では、また明日!

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