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リズムをしっかり取るために意識したいこと(その3)

この投稿も、いよいよ佳境に入ってきました(と思います笑)
前回は、カウントいっぱいに拍を感じやすくするため、実際に口でカウントしながら指で拍を取ってみてもらいました。

今度は身体全体で拍を取ることの例を書いていきたいと思います。
といっても、前回の投稿中、指で「トントン」としていたものを身体の動きに変えるだけの簡単な作業ですが笑

まずはカウントの確認。
「1・2・3・4…」の「・」を「と」に変えて、
「いちとー、にーとー、さんとー、しーとー…」
思い出していただけたでしょうか?
ゆっくり1つずつゆっくり区切って口に出してみてください。
「いち、とー、にー、とー、さん、とー、しー、とー、いち、とー…」

これに身体の上下の動きを加えます。
肩幅くらいに脚を広げ、立った状態でスタート。数字の時に身体を沈め、「と」の時に身体を起こす動きになります。

いち、とー、にー、とー、さん、とー、しー、とー…
下  上  下  上  下  上  下  上

文字数にして2つで下がり、2つで上がる動作の連続になります。この方法だとしっかりカウントいっぱいに動けているとは思いますが、「1!2!3!4!」の時のようにどちらかの動きが極端に短くならないように気を付けましょう。

はじめのうちはゆっくりなので屈伸運動のようにしっかり膝を曲げたり伸ばしたりになりますが、ずっとそのままでは疲れてしまうので、感覚がつかめたら身体の動きをコンパクトにして、慣れてきたらだんだんテンポを早めてみましょう。
汗をかきたい人はそのままの深さを保ちながらテンポを速めると、運動効果もあると思います。その時は膝を曲げるというよりは、膝がつま先より前に出ないようにお尻を落とし、同時に腹筋運動を行うようにお腹に力を込めて下半身全体で支えるようにすると良いと思います。

アップダウン(上下)の動きで拍が感じられるようになったら、直立じゃない姿勢や、座って楽にした状態で同じようにリズムを感じられるか確認。例えば座ったまま軽く体重移動をするように「いちとーにーとー…」と身体を揺することができればあと一息。そのリズムの間隔で指先や、他の身体の部位を動かせれば今日の目標は達成です。
その際に、以前の投稿で僕があまりお薦めしなかったつま先やかかとなども動かす対象にしてみてください。カウントをしっかり取れる状態になった今では、以前よりかなり安定した動きを続けられるようになっているはず。要は、体感リズムを自分で勝手に早くして、勝手にずれてしまっている場合が多いから、そのずれを直さない限りしっかりリズムが取れないよということだったのです。一部分だけでうまくいかなければ、「つま先→かかと→つま先→かかと」のように、カウントにあわせて動かす部位を変えていっても良いと思います。
こうしてその時の身体の状態や音楽、テンポに合わせ、身体の好きな部分を自在に動かせるようになれば、かなりリズム感が向上している、はず。
実践として、皆さんがよく聴く音楽で、身体の色んな所でカウントを感じてみてください。

さて、大分それっぽくなってきたと思いませんか?でも、やりたいことはまだ続きます。続きはまた、次回に。

では、また明日!


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