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野田秀樹作・演出の『Q 』。英語版監修という仕事

 野田秀樹作・演出の『Q The Night At The Kabuki』のチケットが取れないと、周囲から悲鳴が聞こえてくる。

 面はゆいことに、私の名前が、パンフレットなどに「英語版監修」とクレジットされている。だからか、「なんとか、なりませんか」と聞かれることもある。「無理なんです」と小声で答えることにしている。

 もっとも、NODA MAPの席を確保するのは、これまでもむずかしかった。 まして、今回はロックのレジェンドQueenの楽曲を自在に使っている。フレディ・マーキュリー亡き後も、日本ではドーム級の会場でコンサートを開けるバンドだから、その観客まで切符争奪戦に加わったら、むずかしいが、不可能になる。

 若い友人たちは「時間ならあります」とキッパリ宣言して、当日券に並んでいるようだ。3時間待ちとか4時間待ちの声が聞こえてくる。でも、不可能が、「がんばればなんとかなる」になる。

 「英語版監修」の仕事は、思いのほか楽しかった。

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年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。