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政権末期の安倍首相に対して、憲政史上最悪の総理大臣という悪名を、少しでも軽減するために、緊急におすすめしたい三つの方策。

 将棋の大名人、大山康晴の言葉に「助からないと思っても助かっている」がある。終盤、どれほど追い詰められようとも、安易に投了してはいけないとの意味だと思う。けれども、今回の安倍晋三政権の迷走を思うにつけ、明日にでも、投了をお勧めしたいと思う。

 大変、逆説的な提言をする。

 これほどの長期政権を続けながら、晩節を汚しているのは、さすがにご本人も承知していると思う。
 けれども、政権を投げ出さないのは、怖れである。一国会議員に戻ったならば、即座に検察特捜部から刑事訴追を受け、疑獄事件に発展するのではないか。彼は、辞任した韓国の大統領のその後は、よく承知しているだろう。
 その恐怖が、黒川検事長の定年延長のような不法な閣議決定に至っていると私は考えている。

 私は、こうした困難に至っている安倍首相に対して、辞任する前に、明日、早急に発表するべき方策を用意した。去るべき人に対する餞である。

 一、東京オリンピックの辞退、中止を決断する。

 入国の審査がお互い厳しくなっている。人的交流が止まった状況では、選手も観客も来日を怖れるだろう。
  なによりまず、特権階級のIOC委員は、来日を恐怖している。昨今の報道を見るにつけても、IOC委員自身が東京に来たくないと、暗にメッセージを発している。安倍首相もIOC委員の気持ちなら忖度できるだろう。

二、公文書改ざん隠蔽と蹂躙は誤りであったと謝罪する。

 法治国家と官僚を支えるのは、文書主義である。自らの保身のために、国を支える原則を踏みにじったことを認め、各省庁に隠れている文書の公開を認める。そのために力を尽くした官僚に悪い人事的な影響はないと明言する。

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年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。