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"いま"に集中して速度を取り戻す。心調不良の翌日、カウンセリングを受けた話

不調好調にかかわらず、カウンセラーさんに診てもらっている。カウンセリングを定期的に受け、その結果や心の変化をnoteに記している。

今回は突如の心調不良を感じ、翌日にカウンセリングに受けてみた時の話。

コロナ禍・リモート・フリーランスで、わけもなく落ち込む時間が続く

9月上旬「これは過去の経験的にまずいのでは?」と感じた。

コロナ禍・リモート・フリーランスでかつてなく不安定な時期が続いていた。そこにきたのが、急な秋。季節の変わり目が、体調そして心のバランスを崩してきている感覚だった。

嫌なニュースが続いていた時だった。「なるべく早く診てもらわねば」と、その夜オンラインカウンセリングを予約した。

これまでは「マッチング」や「以前お願いしたカウンセラー」を選ぶことが多かった。しかし、今回は「翌日可能なカウンセラー」を選んだ。その理由は、早めに対処したいのと、セカンドオピニオンを受けてみたいことだった。自分を多面評価したい。

翌日昼にオンラインカウンセリングを予約した。予約を面倒臭がるタイプなので、すぐ決定できるのが良い。

今回の相談内容と結果のまとめ

先に相談した内容と結果をまとめる。

相談内容
・精神的な余裕が足りていない
・心の調子を崩しそうな予感がある
⇨集中できない・わけもなく不安になる・落ち込んでいる
今回の相談結果のまとめ
・「調子を崩しそう」と思い込むのもよくない。過去の経験や未来の不安に囚われず、いまに目を向けよう。マインドフルネスなどで「ここにいる自分」に目を向ける。あちこちいってもいいけど、戻ってくること

・同時並行で思考しすぎているので、メモでアウトプットして忘れるなど、脳の容量を空けた方が良い(たくさんのアプリを開いている状態)

・生活リズムを整えると、体の疲れ、体の変化を自覚できるようになる。「いま」に目が向くようになる。

「調子を崩しそう」と思い込むのもよくない

状態をモニタリングできているのは良い。しかし「来たぞ来たぞ…」とフォーカスしすぎると良くない。自分にもプレッシャーをかけてしまうから。

「白熊のことを考えないでください」と言われると、人は白熊のことを考えてしまう。「悪くなりそう」と考え始めると、過去の記憶と結びついて思い出してしまうのが人間。

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「昨日は一昨日より気温が低い」→「今日は昨日より気温が低い」→「明日も気温が下がる予報」と考えだすと、いまがとても寒く感じるし、これからもっと悪くなるように不安になってくる。人間は因果関係を自動化された思考で作ってしまう癖がある。

だが、本当に今は寒いのだろうか??

そんなときは、客観的に視点を戻すこと。過去に思いを馳せている状態は、心がここにない場合が多い。得体の知れない不安を感じる時は、心がどこかに行ってしまっている。「ここに戻ってこーーい」と呼びかける。

有効なのは、マインドフルネス。大事なのは「いま」にフォーカスしていること。あちこち行ってもいいけど、ここに戻ってくること。

因果関係を断絶して「いま、この瞬間だけ」切り取った時、自分の自然な状態が見えてくる。

感じるではなく考える

最近になって集中力が落ちて、生産性が落ちてきている。周囲にも同じ悩みの人が増えてきた。

「考えた行動より瞬間的な欲求や思いつきで動いてしまう行動が増えてきた。集中力が落ちている」という悩み。

いろんなことを同時進行で考えすぎていて、思考の容量が減っている。普段は、もっと思考→行動の間にワンクッションを置いているはず。

いまは脳内でアプリをたくさん立ち上げているような状態。

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やらなきゃ・思いついたものを一回頭から外に出してみる。そうすると「これ、いま調べなきゃダメかな?」と冷静になれる。思い浮かんだ感情は、メモなどで箇条書きでも出す。感じるのではなく考えること。

動かすアプリは一つに絞る。別のアプリをすぐ立ち上げないようにする

不安定さが心に影響しているなら、環境に慣れるまでは「気持ちの変動・どう感じたか?どうしよう?」を記録してみる。

頭の中にため込まないように、書くことで外に書く。気分に影響を与えそうなこと・客観的に見たいことは、アウトプットして頭に残さない(アプリをいったん閉じる)。

「メモで書いたから忘れていい」と自分に言い聞かせる。伝えるため・覚えておくため・振り返るためのメモではなく「忘れるためのメモ」だ。

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「忘れないようにしよう」というのも容量を使うから。「書いたから忘れても大丈夫」と記憶に頼らず、他で補うことで思考の容量を増やす。

生活リズムを整えると「いま」に目が向くようになる

日常生活をできるだけしっかりやるのも大事。

寝る時間をきちんととる。自分の好きなことを1日1回やってから寝るのも良い。「今日やれてよかった」と思って、1日を終えられるように。やれたいことをやれた感覚は、前向きにしてくれる。

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ただ、人間なので、決めた習慣を破ってしまうこともある。そのとき、罪悪感を持つと苦しくなってしまう。バランスを保つことも重要。

生活リズムを整えると、体の疲れ、体の変化を自覚できるようになる。「いま」に目が向くようになる。

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体に意識を向ける・呼吸一つ一つを丁寧にする。これを習慣化すると、心があちこちいっても、すぐ戻ってこれるようになる。

カウンセリングを終えて、いまも続けていること

感情を刺激したことをスマホのメモに残すようになった

イライラしたこと・嬉しかったこと・怒りを感じたこと・悩んだことを毎日メモをとるようにした。毎日見返す必要はないそう。書くだけで思いが軽くなるのを感じている。解決できない悩みがシャットダウンされる印象。

ふとした時に見返してみる。「こんなこと感じてたんだね〜」と曖昧な悩みやネガティブな感情に驚く。

決めたタスクの消化よりも丁寧な生活を意識した

丁寧な生活で具体的に取り組んでいるのは、いろいろ。瞑想したり、白湯を飲んだり、朝ゆっくりと多めの朝食をとるようにした。食事も野菜を多めにしている。毎朝掃除をするのも続けている。

三軒茶屋にはパン屋が多い。パン屋に出かけて、店の前のベンチや近くの公園でパンを齧りながら、駅へ行く人を眺めている。

思考をなるべく"いま"に近寄せる

メモや瞑想、ゆっくり食事を楽しむことで見えてきたのは「思考が遠くにいきがち」な傾向だ。建設的になりにくい思考、それは、考えではなく「悩み」だ。

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「これをしなきゃ」「あれはどうなるだろうか?」「あの時ああだったなあ」と感じだすと「いまの自分」を見落としがちになる。

不安でも、実は元気だったり、楽しかったり、疲れていたり、お腹が空いていたりする。その「正直ないま」に注目することで、速度を取り戻そうとしているのが今である。

以上、"いま"に集中して速度を取り戻す。心調不良を感じた翌日、カウンセリングを受けた話でした。

心の定期検診の様子については、こちらもご覧ください。


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