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【外科】陰圧ドレーンと自然圧ドレーンの違い




こんにちは、まっしゅです。



手術後の患者で、腹腔ドレーンが挿入されてくる患者も多いと思います。

種類としては持続的に陰圧をかけるドレーンと、
自然圧でドレナージをかけるドレーンの2種ありますよね!!!


その使い分けについて外科医師へ聞きましたので、
紹介していきます!



今回紹介するのは、下記2種類の使い分けです!!



下手くそな絵で伝わるでしょうか、、、(笑)



左のJバッグドレーンが、持続的に陰圧をかけてドレナージするものですね!!

「パッキッ」と折って陰圧かけるやつです。


右のドレーンバッグが、自然圧でドレナージかけるやつです。


結論から言うと、

ドロッとした、膿をドレナージさせる時は、自然圧
さらっとした体液をドレナージさせたい時は陰圧

といっていました。


と言うのも、
ドロッとした粘稠性の高い排液は、さらっとしたものよりドレナージがかけにくいです(当たり前ですが)

加えて、陰圧をかけると限局的なドレナージとなってしまい、
有効的ではないそうです。



そのため、自然圧として、ゆっくりドレナージされるのを待ちます!


例としては、
腹腔内膿瘍破裂後や、
下部消化管穿孔後など、腹腔内が汚染されている時に多く用います。


持続的に陰圧管理するケースは、
通常の手術後です!!

術中に使用した生理食塩水の排液や、
若干の血液成分の排液など、腹腔内が清潔で、
サラッとした排液のドレナージに用います!


参考になりましたか??

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