生きることを諦めきれずにいる、

この前のは下書きだったので、今日は寝る前に新しい文字を。

前の記事は、数日前のものだったのですが

2021年 7月20日正午
祖父が85年の生涯を終えました。

精神科の定期通院が入っていた為、息を引き取った後お顔を見にいくことはできませんでした。
母に聞いたところ、眠っているような安らかな顔をしていたそうです。
ただ、その祖父はもう、白く冷たく、確実にこの世を旅立っていた。

私は、遺体は、その証明だと、
そして何より生きてきた証だと思います。


去年、曽祖母の遺体を見た時を思い出します。
急だったもので、そして何より初めて身内を亡くしたもので。
どうやったら曽祖母は起きてくれるんだろうか、死んでいる?そんなわけが無い。起きてくれ、頼むから、起きてくれ。
…そうずっと思っていました。
結局、叶うことなく、曽祖母は焼却炉へ入れられ、焼かれてしまいました。
骨を運ぶ時、あまりにも小さくなってしまった曽祖母の姿を見ました。
あまりのショックに頭は困惑、あんなに出ていた涙が、一瞬にして出なくなりました。
葬式を終えてから、納骨のお墓に着くまで、私は曽祖母の骨壷を抱きしめ続けました。
一人暮らしをしていた分、話せなかった分、沢山壺に向かい、話しかけました。
返答が返ってこないことが本当にただただ悲しくて。

死に関する曲を聞いては、ただただ泣く夜です。

惰性で見てたテレビ消すみたいに
生きることを時々やめたくなる
人生は苦痛ですか?
成功が全てですか?
僕はあなたに
あなたに
ただ会いたいだけ

平井堅さんの“ノンフィクション”がただただ沁みます。

何のため生きてますか?
誰のため生きれますか?
僕はあなたに
あなたにただ会いたいだけ
叫べ叫べ叫べ
会いたいだけ

じいちゃん、私はどう生きていくべきでしょうか。
果たして、今のままでいいのでしょうか。
私は貴方に、元気で優しく慎ましさの塊のような、他の誰でも無い貴方に会いたいのです。
じいちゃんとばあちゃんが実家に住んでいた頃、帰り際、私たちが見えなくなるまで手を振って居てくれたこと。
私はそれを見て、大切な人が家から出て行く時は無事を祈るよう、そうする癖がつきました。

故郷に帰りたいと嘆く中、状態的な側面もあり、何一つとして、行動してやれませんでした。
コロナウイルスのせいで、施設での面会もろくに出来ずにいました。
…本当は休日に1人ででも行けば良かったのにと、今では思います。

じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん
私は貴方に会いたいです。
死んだら無に返ってしまうのでしょうか。
そう考えたら、もう会うことは無いのでしょうか。

貴方が生きた結晶は、確実に私たちを強くします。
しかし、貴方が死んでしまったと言う事実は、いつまでも私たちの心に大きな穴をもたらします。
それを解決するのは、時間でしか無いのでしょう。

どれだけ時間が経とうとも、
いつまでも、いつまでもいつまでも愛しています。

どうか見ていてください。
私が幸せそうに笑う顔が、届けられますように。
おやすみなさい、
安らかに、眠ってね

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