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今週の#FBF:「GOLD DIGGER_角松敏生」1985

#FBF =Flashback Friday
:過去の出来事などの思い出を金曜日にアップロードするハッシュタグ。

 1985年に発売されました、角松敏生の5枚目のアルバム『GOLD DIGGER〜with true love〜』は、オープニングから、ハイヒールで歩く音や銃声などの効果音が入っていたり、スクラッチが曲に入っていたり、シンセサイザーなどの電子音が多用されていたり、DJのラップが入っていたり、とても盛りだくさんで、刺激的なアルバムでした。

 考えれば、スクラッチ・ノイズが音楽に入ってるのを初めて聞いたのかもしれません、・・・この、シュク、シュク、ってのはなんなんだ?面白い・・・それに、曲にめちゃくちゃマッチしているのが、とってもワクワクしました。

 当時、LPレコードを買って、何度も聞いてました。アルバム内でも、何曲か、スクラッチを使われており、非常に高揚感を覚えました。今は、レコード・プレーヤーがないので聞いていないのですが、いつかは、また聴いてみたいものです。

 中でも、「TOKYO_TOWER」という曲は、特に好きで、今でいうスタッター的にリピートする感じの展開が、めちゃくちゃかっこよかった。

スタッター:トラックサウンドの「一部分を連打」「切り刻み楽曲へ配置」する編集テクニックのこと。

 その後には、ブームもあって、12インチヴァージョンも発売された「TOKYO TOWER EXECUTIVE SPECIAL POWER MIX」(アルバム「T's12INCHES」にも収録)当時のアナログ的な切り貼り感が、逆に温かみを持っていて、とてもいいんですよね。

 自身の音楽歴としては、角松敏生の楽曲を入り口として、AORやR&B、HIPHOPの窓をたたいたような気がします。懐かしいけど、結構、このへんが、自分のルーツになっているかもしれません。

 ちなみに、ラストの曲は、あの伝説のクイズ番組「なるほど・ザ・ワールド」のエンディングテーマになった、「No End Summer」。

 あらためて、いい曲が多いアルバムだなと思いました。


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