孤独感の解消法について①親友がいないなら、相談相手や癒し手を作ろう

この1ヶ月ほどまた執筆の時間を空けてしまっていました。その中で以前も話していたようなアイデア出しのようなことも行っていたのですが、それとは別にこのような本を買いました。

精神科医が教える ストレスフリー超大全 ―― 人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリスト

執筆者の樺沢紫苑さんはYoutubeでも精神関連で非常に多くの動画を出しており、最近では私もたまに気になったものを見ています。

kindle unlimitedによる電子書籍の購入をメインにしていたのもあり、紙の本を買う機会が減っていたのですが、これも樺沢紫苑さんの発信する情報に書かれていた「寝る2時間前、最低でも30分前にはスマホやパソコンのブルーライトから目を遠ざけた方がいい」という情報から、ではスマホやパソコンを見ない時間はどう過ごそうか、ということでこの本を購入しました。

この手のネット上でも情報を発信している方の執筆する本はネットと情報が被ったりしてしまっていることも多いのですが、このブルーライトに関する事柄もあいこの本を買うこととしました。今現在は寝る前に少しずつ読んでおり、これからの情報発信もこの本で得た知識や、テーマがベースになると思います。

さて今回はその中でも、前々から触れている「孤独」に関する話題を取り上げたいと思います。

少し前までの大学生の私は、元々バイトもサークルもしていなかったのに加え、コロナ禍の中で人との関わりが殆ど無くなり、孤独感に苦しめられていました。

でも、本当に誰とも関わっていなかったわけではありません。家の中には家族もいますし、ネット上には顔を合わせないながらも一緒にゲームをするような仲間もいました。

では何故孤独感に苦しめられていたのか?それは勿論人との関わりを意識しすぎていたのもあると思いますが、それ以上に、「自分の心の中を包み隠さず話せるような、親密な関係と言える人」がいなかったからだと考えました。

要するに家族やゲーム仲間達とは、自分の一面だけを見せて関わってきたのだということです。でも本当の自分は別にあって、それを見せたら失望されてしまうかもしれない...

しかし、それが普通なのだと思います。まだ読んでいる部分ではありませんがこれも本に書いてあり、「世界中の人の2割は深く親密な関係になることができ、また別の1割は自分が何をしても嫌い、そして残りの7割は自分の行動によって好きか嫌いかが変わる」という記述があります。家族やゲーム仲間は、その中の7割に入るというだけのことです。

そして、深く親密な関係になれる2割の人こそ、先程挙げた「自分の心の中を包み隠さず話せるような、親密な関係と言える人」と言えるのでしょう。このような人は一人につき、多くても5人程度しか持てないと言われています。

しかしこの本を読むまでの自分は、それに該当する人が「親友」しか思いつかず、必死で友達を作ろうと考えていました。それがうまく行かなかったのも、孤独感に拍車をかけていたと考えています。

それがこの本によって、「自分の心の中を包み隠さず話せるような、親密な関係と言える人」には親友だけでなく、「相談相手」「癒し手」という人もいるのだということを知り、この手の人間関係を作る難易度が一気に下がったように感じました。

この「相談相手」と「癒し手」の違いですが、個人的には「相談相手」が「自分の悩みや問題に対して適切なアドバイスをくれて、解決に導いてくれる人」、「癒し手」が「自分の悩みや問題に対して共感してくれて、自分の辛かったり苦しい気持ちにより添ってくれる人」という意味合いぐらいなのかなぁ...という感じで思っています。良くこの手の話題で、「男性は解決を、女性は共感を求める」という話がありますが、解決をもたらしてくれるのが相談相手、共感をもたらしてくれるのが癒し手、といった感じでしょうか。

正直、親友は(というよりそれ以前として友達も)作るのが非常に難しいと思います。それは勿論親友なら悩みの相談も出来る上に、ゲームや旅行など様々な遊びを共にすることが出来ますが、それにはまずそんな親密な関係になれそうな友達探しから始めなければなりませんし、そこから親友と呼べる間柄になるまで、長い時間も必要としますし...

その点相談相手や癒し手の人とは一緒に遊べなかったりはしますが、見つけるのは親友に比べて非常にやりやすいと思います。分かりやすい例としてカウンセラーや臨床心理士の方はこの2つに当てはまると思います。このような方々からは、学校や会社、精神科や心療内科といった場所でカウンセリングを受けられることもあれば、最近ではネット上でカウンセリングを受けられるようなサイトもありますので(ただし相談相手の経歴には注意)、相談する相手がいないという方は一度使ってみるのも如何でしょうか。

ちなみに私も最近初めてカウンセリングを受けたので、そこで受けたアドバイスなどもゆくゆくは記事にしたいと思っています。

またその他にも、国や県が設置している相談窓口のようなものもあります。精神的な事柄だけでなく、子育てや法律など様々な窓口が存在するので、一度悩んでいる方は調べてみるのもいいのではないのでしょうか。

最後になりますが、「相談」することは精神的に高い安定効果をもたらします。人に聞いて貰えるだけでも精神の安定になるほか、自分の中だけで考えていたことを相手に話そうとすることによって、自分の中で考えがまとまり、本当の悩みや解決法が見つかるというようなことにも繋がることがあるのです。なので現在悩みを解決したり共感して貰えるような相手がいない、という方には、是非ともカウンセリングや相談窓口の利用を勧めたいと思っています。

とはいっても、折角なら相談できる相手の他に、趣味を一緒に楽しむ人間関係が欲しい、という方は多いと思います。僕にも一応ゲームを一緒にやっている人達との関係はあるのですが、その人達とは友達、というよりは仲間、という人間関係でいると思っています。

とはいえ、趣味を楽しむ関係なら友達より仲間と呼べる間柄の方が良く、そして作りやすい、と思っています。これも本に関連する内容なのですが、詳しくは次回書きたいと思います。

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