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妊娠33週を迎えて思うこと

皆さんお久しぶりです。
相変わらず日々仕事と戦い、
忙しない毎日を送っていますが、
果たして私はいつまで仕事を続けるのだろうか。


今までの治療経歴はこちらをご確認ください。
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本当は出産まで記録を残す事はないだろうと思っていたが、
妊娠後期に入り、めでたく33週を無事迎えられた事の節目として、
途中経過とこれまで思った事、感じた事を残せればと。

私個人の状況で恐縮だが、仕事柄産休育休がない身としては、臨月ぐらいまでは出社するんだろうなと思っていたが、最近になってお腹がかなり目立ってきた事もあり、恐らく会社にいる方が周りは気を遣うのだろうなという側面に気づいてしまったのである。ので、今は週2で来ているが、どこでこれを週1に減らすのか。いきなり会社の椅子で破水する場面に遭遇するスタッフさんとか、もはや恐怖でトラウマだよなとか思いつつ、7月に入ったらとりあえず自宅で大人しく仕事しようかなと仮意思決定をしている最中なのであるw


そして気づけばあっという間に妊娠33週を迎えてしまったという現実。
あと3週??程度で生産期に入るという事実。
それは嬉しいことでもあるが、
この頃になると不安の方が遥かに大きくなってきている。


出産予定の病院で受ける麻酔教室の動画や周りの話を聞いても、
とにかく「痛い」ということをみんなが口を揃えて言うけれど、具体的にはどんな痛みがどのように痛い。何と比較して何倍とか具現化されたイメージが全く伝わって来ない恐怖。そしてたまに麻酔期間が貫通し、結果ど根性分娩になると言う話。

※私は産休育休がない事を理由に最初から無痛一択と決めている。
※自然分娩の事をあまりの恐怖心から「ど根性分娩」と呼んでいる。


思い返せば、
この9ヶ月本当にあっという間だった。
あまりにもあっという間すぎた。
もっと妊娠期間って長く感じる物だと思っていたが、

不妊治療病院を出る頃には、もう既に3ヶ月。
そこからあれよこれよ、引っ越したり、旅行納めしたりで
あっという間に春が過ぎ去り、初夏が来、梅雨へ入り、
あと残り40日ぐらいという所まで来てしまった。


正直まだどこか、私は不妊治療の延長線上にいて、
自分が普通の妊娠後期の妊婦という自覚が持ててない。
ゆえに、もしかしたら妊娠初期のつわりやら眠気、体調不良なども自ら臨んで受け入れると納得した上での不調たちのため、特になんとも思って来なかったのか、
それとも本当に俗に言う全くつわりがない人に当たりくじを引いたのかは、自分でもよくわからない。

ただ一つ言えるのは、
周りの妊婦さんに対して、妊娠期の経験談やつわりの乗り越え方、心身の立て直し方など、びっくりするぐらい伝授するものがない。何も変だと思った事がないからだ。自分の強い意志で妊活と向き合い、ある程度最初から起こりうる不調を想定していたのかもしれない。オーバーに言うと、臨んでいたまであるかもしれない。だからその部分に対してのマイナスの感情がない(本当に極めて順調な妊婦生活という事実も否めはしないが)
どちらかと言うと、誰もそこまでは教えてくれない体に起きる異変に戸惑う方が多かった。肌や髪、胸、乳輪などなど、女じゃ無くなっていく様がとても恐ろしかった。何故みんなこれを特筆しないんだろう、、、それぐらい不調の方が勝っちゃうと言う事なのか。私にとっては、どう足掻いても女性じゃなくなっていくこの様、どこまで劣化するのだろうという恐怖心による不安の大きさは、外に出て仕事をする身として、序盤はかなり悩んだものだった。

今まで手を出した事ないような高級基礎化粧品に手を出してみたり、
人生で初めてかってぐらい食べ合わせを気にしてみたりした。

それでも勝てない糖分への誘惑による「妊娠糖尿病」予備軍の仲間になり、
友人の母が経営する無添加のお惣菜屋さんへ助けを求めたり、大好きなラーメンを封印し、なるべく甘いものを食べないように我慢したりと。それでも止まない便秘や肌荒れ。こっちの方が不妊治療上がりの私には、どれも盲点すぎてどう向き合い、受け入れられればいいのか結構悩んだものだ。

そして33週の今。
体重がめでたく妊娠前に比べて+10KGとなり、
かなり歩くのも立ち上がるのもぜえぜえ言うようになってきた。
そしてここに来て、「ゼルダ」というゲームのせいでもあるのだが、
初めて直面する不眠と短時間睡眠覚醒。
どうやら産まれた後に母親が夜泣きに気づけるように、
少しずつ眠りが浅くなっていくのだとか。
にしても毎晩3時に寝て、朝10時に起きるルーチンになってしまった。

妊娠中期の時は、
とても体調が良く、夜よく眠れるし、
毎朝8時前には目が覚めていたのに、
ここに来て、すっかり夜型へ逆戻りする羽目に^^;

そして本日。
予定日がちょうど2ヶ月違いの妊婦仲間だった高校の同級生が、
朝予定日12日超過で帝王切開による子供が産まれたという報告。
自分の出来事のように嬉しい。綺麗な顔の写真や動画を何度も何度も見返して、
こんなにも愛おしいのか。と早速母性が爆発。
妊娠初期からずっと寄り添ってきた戦友の先陣。


感慨深い。感慨深すぎる。

私たちは、
幸運にも晩婚にしては、
まあまあ優良旦那を捕まえたと自負している。
(スペックとか顔面とか性格とかw)
とても優しいし、家事も協力的。
そして妊娠中も特に問題はなく、夫婦仲も良好。
何より、旦那同士がどこかリズム感や間が似ている。
4人でいるととても居心地がいいのだ。
その中の2ヶ月差妊婦。なんと心強い。

そんな戦友が先陣を切った。
切ってしまった。これは迫ってきた。

いよいよ迫ってきたのか。
最近お腹下がってきてる感じがするし、
根拠はないけど、予定日前に生まれてくる気しかしない我が子。

なんだか、後期突入してようやく
自分が周りの妊婦さんと同じような気がしてきた。
見た目の問題もそうだし、周りの扱いもそう思わせてくれるのもあるが、
"不妊治療の延長線上"というステイタスから、
ようやく"まもなく臨月入る妊婦"というステイタスの人間になった気がする。


あと少し。
"一児の母"というステイタスまであと少し。
そして私の人生における「第二章」までもあと少し。


何色の人生かはわからないけど、
自分の命より大事な、尊い存在のアナタに会えるまで
あと少し。




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