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ドラマ『Believe-君に架ける橋-』最終回!


見る回が進むうちにどんどんストーリーにのめり込んでいったドラマだった。
大企業で仕事をしたこともないけれど。私にとっては全く知らない世界のこと。
橋をつくるという男ばかりの世界。キムタクとして今までしたことのない役柄だった。

看護師の役で出た主人公の妻役の天海祐希さん。今まで医者役、弁護士役、先生役をしたことはあるが。看護師の役は初めてだったような?ナースのすがたがよく似合っていた。
どの役をしても。ふざけた言葉を話す役だったとしても。いつも凛としていて姿勢が良く。日本人には少ないとされている発声のアルトのような声。笑ったときの笑顔が素敵だと思う女優さん。

壊れそうな夫婦だったのに橋の崩落に関わる事件によって結びつきが強まった二人だった。何かあると壊れてしまう夫婦や恋人もいる中、この二人は再生することができた。あのまま嘘をつき続けていたら何も変わらず壊れていたはず。

真実に目を向ける!と主人公が決断してから周りのそれへの対し方をいくつものパターンで見せてもらえた。

それは。逮捕されて刑務所の中にいる犯罪者たちか始まっていたところでも。
人間腐るだけ腐るとどうしようも動けなくなる中にあるほんの少しの光の気持ち。忘れていた光の気持ちを見つけてそのように行動する人たち。

刑務所からの逃亡中にも信じていい人もいれば信じてはいけない人も。
ドラマだからかもしれないけれど。こちらが信じていれば、いつか反する人も信じてくれるのではないか!という希望があると信じたい!と想ってドラマを見続けていた気がする。

主人公のすぐ近くの部下は、初めのうちは出世に目が眩んでしまっていたが、少しずつ気がついて行動していい男になっていった!

斎藤工さんが演じた弁護士は過去の失敗の経験があった。初めは自分の挽回のためだったのに最後の最後には心から弁護して無罪を勝ち取ろうとした。真摯に仕事をすることにより、過去に犯した罪をしっかり振り返り、自分の弱さを克服しようとする態度を見せてくれた。

建設会社の社長と警察官の双子?兄弟の役をした竹内涼真さんは初めは目的がわからなかったけれど。じわじわといい立ち位置にいるように。

冤罪がなくなってから出所するまでが少し短かすぎる感があったが。

家に帰り。もうそこには妻は亡くなりきっといないんだ!と想った瞬間とても元気な顔で出てきた天海祐希さん。あれ?と思ったけど少し病気が良くなって二人で橋を見にいくんだな〜。と想った。

家の設計の話をしながら高所のめがね橋を楽しそうに歩く二人。先に進んだ瞬間!あ!もう妻は亡くなってたんだな!とわかった。振り返るとだれもいない。残してくれた手紙には、約束していためがね橋に一緒に行けないこと。ここからまた橋を架ける人として再出発してほしいこと。が書いてあった。

ここでいつからこの世界から妻はいなくなっていたんだろう?と考えてみた。
社長とカフェで待ち合わせ、事件で崩落させた橋の設計を楽しそうにかいていた様子を話し、その残してあったスケッチを持ってきて社長に渡した。あの時は渡したのだから幻ではないはず。その後どこかの橋に行きそれは嬉しそうな笑顔で橋を見つめる妻役の天海祐希さん。これからまもなく亡くなったんだと思う。だから約束していた、裁判にも行けなかったんだ。

人は身体はこの世界からなくなったとしても。その人の魂というか意思は残り続けるんだな〜。と想ってここで少しほろりとしてしまった。
橋を架ける仕事をはじめたのは災害で壊れてしまった橋の仕事。再出発にはとてもふさわしい仕事だ!と想った。


人がいなくなったあとに残るものは?ある?ない?


どんな人もいつかはこの世界からいなくなるのだけれど。その人の生き方や想い。達成できないことがあったとしてもそうしよう!そんな生き方がしたい!と想っていたという事実はなくならないんだ!ということ。春馬くんの生き方もそうだったのかな〜とも想ったりする。

脚本は井上由美子さん。春馬くんはずいぶん井上由美子さんの脚本のドラマに出ている。『14才の母』『サムライハイスクール』『陽はまた昇る』などなど。ファンである春馬くんが出ているから面白いのではなく、ドラマとしてけっこう好きな作品ばかり。だれもが見やすい民放で再放送してほしいな〜。

トラマだからこそ無謀なストーリーも可能だったのかもしれない。
でも言いたいことは受け取れる。ドラマや映画にはその力がいっぱいある気がする。

これからもいい作品に出逢いたい!と想いながら。『Believe-君に架ける橋-』の最終回を見終えた!

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