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ちょっとだけ残酷な思春期の話


たとえば、

友達としての好きと

恋愛対象としての好きって

いつから違うものになるんだろう。

いつから自分の好きなものが、

周りからどうみられるかを気にし始めるんだろう。

いつから好きなものを堂々と「好き」って言えなくなるんだろう。

そういう時を「思春期」というんでしょう。

たぶん。

だとしたら思春期ってちょっと寂しいね。残酷。


急にどうしたharuya。


映画を観てきたんです。

レイトショーで。

レイトーショーで映画を観るとこんなこと書きたくなっちゃうみたいです。

あ、そういえば、水曜日ってレディースデーじゃなかった?
映画漬けだった大学生の頃は水曜日になるたびに、
いいな、レディーは。って思ってましたよ。

それがさ、サービスデーという名前になってたよ。

なんで?

そういう時代?

とにかく、1300円で観られました。やった。

良い時代。

で、観たのはこの映画。

あ、ちなみに、映画レビューみたいな高尚なものじゃないです。
映画見終わった直後の、僕の頭ン中を書くだけです。

あらすじ書こうと思ったけど、
Youtubeの予告でも観た方が早いよ。
はい。

便利な時代だね。

良い時代。


僕はね、小学校低学年の頃、

そうです。急に自分の話です。
映画レビューじゃないって言ったでしょ。


サンリオのキャラクターが大好きで、
お母さんに駅前のサンリオショップに
よく連れて行ってもらってたんです。

かわいくてキラキラしてて、
もう大好きでしたあの空間。

そして、クリスマスプレゼントには、
シルバニアファミリー赤い屋根のおうちを頼んでた。

とにかく、可愛いものが好き。

こげぱんとか、
アフロ犬とか、
たれぱんだとかね。

知ってたら多分同世代。
仲良くなれそうですね。

高学年くらいになるとね、
さらっと友達に言われるんですよ。
女みたいだね、って。

あぁそうなのか、これは女みたいなのか。
って気づく。
そして、女みたいじゃだめだ!
って思う。

高学年男子生存本能が
はたらくんでしょうね。

小学生ながらに、
『これじゃまずいゾー!』って。
『嫌われるゾー!』って。


ちょっとずつ、可愛いものから遠ざかり始めるんですよ。
好きなのに。

そこからやり始めるんです。
ミニ四駆とか、
ベイブレードとか、
ビーダマンとか。

知らない世代の方も仲良くしてくださいね。

ミニ四駆を肉抜き(できるだけ車体を軽くするためにいらないところを切り抜くこと)しながら、

可愛いシールを交換してる女子たちのこと、
じーっと見て、

いいなぁって思ってました。
シール欲しいなぁって。
でも言えねぇなぁって。

多分これが、僕の思春期の始まり。

ちなみに、今ではそこまで可愛いモノに興味なくなっちゃいました。
なんでだろ。不思議。
趣向の変化?環境への適応?





思春期って何もかもがよくわかんないじゃないですか。

それまでは、
おいしーとか、
たのしーとか、
かなしーとか、
そんなんだけだったのに、

これが、、恋?みたいな。
これが、、嫉妬?みたいな。
これが、、劣等感?みたいな。

当時はそんなことわかんないけど、
新しい感情のオンパレードじゃないですか。
パニックですよ。

その時代に、
周りの男子が女子を好きになってるなか、
男子を好きになっちゃうんだから
もう大パニックですよ。

よくあの残酷な時代を生き抜いたよ、ほんとに。
ゲイ成人の皆さま、本当によく頑張りました。


周りの目を気にして、
好きなものを「好き」と言えなくなること。

そう言う時って誰にでもあると思うんです。
ゲイとかそういうのに関わらず。

それってやっぱり寂しくて。
もちろん、全部を言う必要は無いし、
言いたくなきゃ言わなきゃいいと思うけど、
好きなもの、隠さず好きって言いたいじゃないですか。

あ、そうなんだ!いいね!とか、
僕もそれ好きなんだよね!とか
言われたら嬉しいじゃないですか。


だからさ、
思春期を生きる全子どもたちと、
好きなものを好きと言えずにいる全おとなたちに、
好きなものは好きって言っていいんだゾー!
と、言いたい。
僕はその人が何を好きと言おうと全力で肯定したい。


そして、昔の自分に、
周りのこと気にせずミニ四駆にたれぱんだのシール貼ろうぜ!
って言いたい。
(ミニ四駆はミニ四駆で楽しかった) 

って言ってる今の自分も
可愛い女性より可愛い男性が好きだ!
なんて言えずに、隠して生きてるけどね。


なーんか、自分の思春期おもいだしちゃった。




あァ、ゆうたくん元気かなー。
(突然初恋の人の名前)


レディースデーがサービスデーに変わったようにさ、

誰もが堂々と好きなものを好きって言える
もっと良い時代に変わっていきますよーに。









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