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何とか乗り切る金曜日

昨日は通院日だった。

通院日はうれしい。
いつもは孤独な気持ちで裁判と向き合っているが、お医者さんは一緒になって怒ったり、どうしたらいいかを考えてくれる。

30年ぐらい私には起きなかった、味方がいるということを感じられるうれしい時間なのだ。

もう平気だと思っていても、両親の卑劣さや被害のことを考えるとふいに涙が出てしまう。

全く何も感じなくなったら、被害を完全に過去のことにできるのかなと思うと、まだまだ時間はかかりそうだ。

診察が終わって、薬をもらいに薬局に行く。
名前を呼ばれてカウンターに行くと、小さなカウンターいっぱいに台の表面が見えないくらい、薬の入った小さな紙袋が並んでいる。

あー私、病人なんだなと思う瞬間である。

でも、これがあるから普通の生活が送れてると思うとありがたい。これからも頼りにさせてください、お薬さんたち。

今朝は息子が異常に早起きだった。
4時に起きて、向こうの部屋からテレビの音やゲームの音が聞こえる。

朝早く起きた分には、好きなことして過ごしていいよと言ってしまったが、4時は早すぎないか?

飼っているわんこの寝息が横で聞こえている。

空は白み始めてはいるが、世間の大半はまだ夢の中である。

必死に平日を乗り越えようとしている私のささやかな楽しみは眠ることだ。早く寝て、「平日なのに10時間もねちゃった♪」となるのが楽しみなのに、そんなささやかな楽しみは粉々に打ち砕かれた。

そんなこともあり、今日は眠気を引きずりつつベッドから這い出た。胃がむかむかして食欲もないので、化粧をロボットのように無の状態で手を動かして仕上げ、時間に追われながら髪を巻く。久しぶりに作った前髪はうまくセットできず、ふわふわとあっちこっちに移動している。

さあ、あと1日だ。一日で休日がやってくる。
お布団にくるまって、外がもう昼間になっているのをチラ見して、また目を閉じれる休日がやってくる。
明日を楽しみに今日を乗り切ることにする。
がんばれ私。

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