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『スターオーシャン セカンドストーリー R』がクッソ楽しみすぎる話

◆Nintendo Direct

先日23時配信されたNintendo Directはすごかった。
ビッグタイトルばかりですべてを列挙するのも大変なのだが、個人的注目としてはやはり、スーパーファミコンが4,000円安くなるクーポン券付きの『スーパーマリオRPG』のフルリメイク、デスピサロもといピサロに悲しい過去を掘り下げた『ドラゴンクエストモンスターズ3』。
これらがぼくの心とお財布を刺し穿ちまくりでテンションするしかなかったわけだが、今回終盤にてトドメを刺してきたのが、

『スターオーシャン セカンドストーリー R』である。

◆スターオーシャン セカンドストーリー

『スターオーシャン セカンドストーリー』は1998年7月30日に発売された、初代プレステ専用RPG。略称「SO2」。

セカンドとある通り、スターオーシャンシリーズの2作目である。前作とのつながりはいちおうあるが、未プレイでも全然問題ない。というか、ぼくはいまだに1はやったことがない。前作のプレイアブルキャラのひとりの息子が主人公というのも今見ると大胆に割り切っていてすごいな。なにせ2はシリーズ1,2を争うほどの人気を博した名作なのだから。

1998年発売というわけでちょうど25年前、四半世紀前になってしまった。
ぼくは3が発売された2003年にプレイしたので(3も未プレイ)ちょうど20年前か。1周(クロード編)しかプレイしていないが、散々やりこみまくったし、今でもあの面白さは身に覚えている。

テイルズオブシリーズとは似て非なる、スピーディなアクションバトル。
王道RPGでありながらどこか邪道でアングラめいているゲームシステム。
モブからもこっそりアイテムを盗めるスキル・ピックポケット。
どーじん。
ぎぞうくんしょう。

エアコンガンガン回してハリケーンスラッシュぶっぱしまくった夏
夏の暑さよりもうおおおおおおおあっちいいいいいいいスピキュール。

後に、スピキュール連発の理由が通常攻撃とスピキュールの使用頻度を逆にしてしまったと知ったときは爆笑した。普通に考えてまず大問題案件だし、今だったら容易にパッチで修正できるだろうが(昔ならディスク交換なんだろうなあ)、そんなミスのおかげでプレイヤーの記憶に強く残ったのは偶然の産物にしても寧ろ大正解ではないだろうか。かみがチェーンソーで即死するのも設定ミスによるものだそうだから、こういうのはもっと増やしてほしいが、今はパッチ修正できるのは良くあるも寂しくもある。

オリジナル版発売から10年後、『スターオーシャン2 Second Evolution』とタイトルを改めてのリメイク(微リメイク?)が、PSP専用ソフトとして2008年4月2日に発売された。こちらは未プレイなので詳しく分からないが、追加要素・追加キャラ、キャラデや声優の変更があったそうだ。
2015年10月28日にはプレステ4とVitaにも移植されている(プレステ3版は2015年12月24日)ので、今プレイするならそれらが一番手っ取り早いだろう。オリジナル版からの変更、特にスピキュール修正に抵抗がなければ。

因みに1998年〜2001年、月刊少年ガンガンで東まゆみ先生によるコミカライズが連載され、2001年にはそのコミカライズをベースにしたアニメ版『スターオーシャンEX』がテレ東夕方枠として2クール放送されていた。ぼくは未見なのだが、マジに夕方枠でやってたの!?まあ当時はガンガン系がその枠で多く放送されていたのは知っているのだけれども。今なら余裕で深夜枠なんだろうなあ。
「エニックスお家騒動」という、ここで語ると無駄に長くなる一件もあってか、漫画版・アニメ版ともDISC1(エクスペル編)まで、実質打ち切りに近いものとして終わってしまった。

漫画版は流石に20年前の作品だし、電子書籍化はされていない。アニメ版もやはり配信はされていない。アニメ版はあまり評判は良くないそうだが…声優は何故かゲームから変わっているそうだし。空破斬縛りプレイと聞いた。
なおPSP版が発売された頃には、後に『いなり、こんこん、恋いろは。』が代表作となる、よしだもろへ先生によるコミカライズが電撃マ王にて新たに展開された。そちらは全3巻という短さだが、ゲーム終盤まで完結を迎えたそうだ。

東まゆみ先生、現在は活動していないのか。
東まゆみ先生はキャラの描き分けとバリュエーションの幅広さが素晴らしく、久保帯人先生と並ぶほどに極上だとぼくは尊敬している。
東まゆみ先生の十八番はやはりかわいいキャラなのだが、かっこいいキャラも描けるし、アクションも見ごたえあってかっこいいし、それで見やすいし、あと健康的にえっちである。アニメ化もされた次回作『エレメンタルジェレイド』ではそれが最大限に発揮されているので勿論大好きです。…いやヤバい描写もあったな。流石にアニメではカットされたけど。
東まゆみ先生、もっと評価されてほしいんだよなあ。

◆四半世紀の時を経て、再び星の海へ

2023年11月2日発売予定。
PVで通常戦闘BGM「Stab the sword of justice」が流れた瞬間ぼくの中でテンションがスピキュールくらい熱くなった。

2018年に発売された『オクトパストラベラー』からはじまり、『トライアングルストラテジー』、リメイク版『ライブアライブ』『ドラクエ3』にも採用されている、スクエニ独自の技術「HD-2D」を採用している。
だが、まさかSO2もそう来るとは思わなかった…となればヴァルキリープロファイルもやれそうじゃん。ますますてめえの顔も見飽きた作業が捗るじゃん。変態ロリコンストーカーフィギュアフェチがぬるぬる変態的な動きに魔改造されそうじゃん。

キャラ絵はそのままドット。一枚絵背景やワールドマップは美麗3Dグラフィックにリファインされている。新たなエクスペルやエナジーネーデを冒険できるわけだ。十賢者がそんな美しいエクスペルぶっ壊すとか許せなくね??

PVを見るに、オリジナル版に忠実なバトルシステム。
広大なフィールドを2Dドットキャラが駆け巡り、必殺技を繰り出し、紋章術を派手に展開していくこの目まぐるしさは、まさにぼくがかつてプレイしていたSO2そのものだ。
バトルシステムについては「3以降の3Dモデルとしてリメイクしてほしかった」という声は少なくないだろう。ぼくは他のSOシリーズは4しかプレイしていないのだが、4もバトルシステムはメチャクチャ楽しかったし、最新作6も好評だと聞いたので、同じシステムを流用してやってみても実験的に面白いかもしれない。

けれど、2のバトルシステムも十分に面白い。
今となっては派手さに欠けるのは否めないが、2Dならではのスピード感が最高だ。なにより技連発しやすいからなあ。当時はこのハリケーン・スラッシュでアホ程発動数稼いどったんや。その数…500億。今思えばアシュトンも龍を継ぐ男なんだよね。凄くない?

というわけで、発売がめちゃくちゃ楽しみです。
20年前はクロード編でプレイしていたので、クロード、レナ、セリーヌ、アシュトン、プリシス、レオン、ノエル、チサトがPTメンバーだった。よく覚えているな自分。それくらい強く印象に残ったゲームなのは間違いない。
レナ編はいつかやろうとしていたし、「レナ、クロード、セリーヌ、ディアス、ボーマン、エルネスト、オペラ、ノエルでPT組もう」と検討していたのだが、なかなかその機会に恵まれなかった。けれど、その旅路が実現する日がどうやら近づいてきたようだ。

再び、彼らと星の海を巡る冒険が、はじまる。

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