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【チェンソーマン】アニメ第5話「銃の悪魔」感想

えっち!!

どすけべっち!!

性癖破壊っち!!

尊厳破壊っち!!

◆これまでの感想まとめ

◆物語のターニングポイントに迫る第5話

今週第5話は原作第12話から第15話途中まで、ねんがんの揉みからエンドレス8階突入までがアニメ化された。となれば3.5話分で、やはり生き急いでいるな、ちょっと今週はあまり余裕がないかなとサクサク進んでいる。個人的には第14話まで(汚いカービィ出現)がキリがいいかなと考えていたのだけれど、ヒキの良さを考慮するならエンドレス8階突入までがいいよなと納得している。なのでこれはこれでいいのだけれど、なかなか落ち着かない構成だなあという気がした。たぶん次回で3巻分突入かつ全体の折り返し地点なのだけれど、全12話で原作5巻途中まで描き切れるのか正直ちょっと不安である。でもまあ、瀬古先生なら上手くやってくれるだろうと信頼している。

今週の「原作となんか印象違ってたな」案件については、後述する銃の悪魔くらいだろうか。台詞回し云々についてはこちらも大分聴き慣れてきたのもあるけれど、大分地に足がついてきたかなと思っている。デンジくんの名言「大丈Vでしょう!」も解釈通りで良かった~!

原作サブタイについては、

第12話「揉む」
第13話「銃の悪魔」
第14話「エロキス」
第15話「エンドレス8階」

こればかりはもう「銃の悪魔」でしかないでしょう!デンジくんの夢を叶えるための標的であり、アキくんの復讐の動機でもあり、これから向かうホテルにて欠かせない重要な存在であるのだから。

◆よくもだました

原作既読視聴者は未読視聴者にニヤニヤできる悪魔と化すアバンの展開。デンジくんはついにねんがんの初揉みを体感も、だがそれは胸パッドという巨乳ならぬ虚乳を揉んでいただけの話だった!

と絶句した人は全国で134人以上いるに違いない。連載当時のぼくもだよコノヤロ!!!!

でもまあ、ここ、すごいチキンレースじみてて面白くて、脱力感のある笑いだったんだよなあ。なんというか、最近めっきり少なくなったけど、えっちな袋とじを開いているような少年漫画らしいエッセンスがあった。マガジンだとなんかの漫画でそういうよしエッチ確認案件やってた気がする。

パワーちゃんの服の76.1とは実寸バストサイズなのかどうかは定かではない。というかBWHに小数点とかあんの!?想定できなくはないけど、前フリ伏線みたいなものだとしてもズルすぎるよ!まあ真の前フリは回想シーンだったんだけど。

「ちょっと待って!OPのパワーちゃん巨乳だったやん!」と思った人も多いだろう。「巨乳パワーちゃん描いちゃったんだけど」と後悔したズリキチ絵師も多いだろう。大丈夫。今からなら修正が効く。
これでマジにOPで修正入ったら爆笑案件だな。

今回面白かったのはショック受けすぎたデンジくんの脱力感がすげえすごいことです。へんなうめき声みたいなのを上げててやべ~…ってなった。笑えるんですけど、デンジくんの立場を考えるならまず笑えないよな。夢がひとつ叶えられたと思ったら、煙のように虚しく儚く霧散していったんだもんな。
デンジくんを騙しやがったパワーちゃんは本当に悪魔である。実の貧乳そのものは布越しで揉ませてもらったとはいえ、デンジくんを救ってやりたくなった。本物のおっぱいはなあ!!すっげえ~夢が膨らんでんだよオ~~~!!と説得してメンタルケアさせたくなった。

原作では食事シーンや移動シーンは台詞なしのダイジェストだったのだけれど、微アニオリっぽくなった。パワーチョップ喰らっても「はア!?いってぇ~何すんだてめえ!!」と文句を言わないくらい重症すぎる。

◆ドスケベの悪魔



マキマさんえっち!!エッチコンロ点火エチチチチチチボッ!!

原作もドチャクソえろかった(脱いでもいないのに)んですけど、アニメも相当すごかった…!指がえろいフェティシズムが脳裏に強く刻まれたもん!おまけに指フェラ感覚でアマガミされたのだからデンジくんは幸せものである。こんなの小中学生が見たら間違いなく性癖ぶっ壊れますって!

でも今回一番ゾクゾクしたのはデンジくんのクッソかわいい童貞リアクションなんだよなあ。もう毎週かわいいかわいいって言ってるけど、今週特にクッソかわいいんだよな。見てくださいよこの顔まっかっかなデンジくん!これはマキマさんに弄ばれたいなあ、犬になりたいなあって、デンジくんを羨めた人は多いんじゃないだろうか。デンジくんをかわいがりたくなった夢女子も多いんじゃないだろうか。

こんなかわいい顔で小泉進次郎構文やってるデンジくんサイキョーにカワイイ。

マキマさんの「エッチなことはね、相手のことを理解すればするほど気持ち良くなれると私は思うんだ」という意見はマジのガチで真言だと今でも思っている。純愛エロゲにおいてもHシーンが3枠しかなくても抜きゲーより抜ける、多幸感を得られるケースは稀によくあることだからな。
というかそもそも、クールビューティーなマキマさんがえっちなことを理解している事実がすげえジワるんだけど。えっこの人そんな一面あったん!?えっちなことには案外許容的なのん!?って意外性がすげえすごいんだけど。デンジくんに自分のおっぱい揉ませていた時点で自分の魅力を理解しているよなマキマさん。

◆銃の悪魔

本作の現時点でのラスボス・銃の悪魔が遂に登場した。
前回アキくんのアニオリパートでひっそり出てきたキーワード「銃の肉片」も今回実際に出てくる。

一体どのような姿なのかは現時点では不明だが、アキくんの幼少期の回想で突発的な災厄として出現した。最後にとある少年がアキくん本人だと判明させる演出には「おお~!」となったが、第2話での彼の家族が殺された云々のアンサーが判明してハッとなった人も多いのではないだろうか。アキくんが真摯な復讐者であり、もうひとりの主人公という意識が高まった。チェンソーマンはキャラを理解させる沼の導入が秀逸だ。

しかしながら、今回残念な点がある。

銃の悪魔の驚異を煽るナレーションがカットされてしまった。
ナレーション自体本作はここが初であり、各国の死亡者数・銃の悪魔の滞在時間が記録されている。日本に26秒上陸ってどういうこと?そんだけデカいの?そんだけ素早い悪魔なの??と読者の想像が自発的に膨んでいく。
あまりにも規格外すぎて「こんな奴どう倒せばいいんだよ…」という絶望を煽られたのに(こいつに復讐するアキくんも相当だよな)、ナレーションがカットされてしまうとヤバさがピンとこないんじゃないだろうか。ナレーションのおかげで単なる災害では済まない、全世界における災厄だと判明したのに。

いちおう改変案件としてマキマさんが「だいたい5分弱で120万人を殺した」と明言しており、まあそれはトータルとして見れば間違っていないのだが…詳細を伏せられるとめちゃくちゃなヤバさがナーフされてしまった印象を受ける。ここは原作でもただでさえ衝撃を受けた回だけに勿体ない事しちゃったなあ。

ただ、カットした理由は分からなくはない。
①単純に長い
②今のご時世こんなのをやるとうるさい連中がうるさい

無難ながらも理由としてはこれ。でも①の場合ならアニメならではの演出でやれた可能性はまだあると思う。テロップくん流したり、資料で各国の死者数をババンと出したり。
それ以上に厄介なのが②であり、あまりこういうことは言いたくはないのだが、頓珍漢な批判が出てきそうなんだよな。フツーに見てくれと言いたいところだが、今のご時世フツーの頭では考えられないことを言い出す奴がマジのガチで日々湧いてくるから有り得なくはない。そういう批判に備えてカットは無難な対応…なんだけども、う~ん。
勿論、あくまでこれはぼくの邪推に過ぎない。ホントにこうなんですよとか、変に本気にしないでいただきたい。くだらない陰謀論じゃあるまいし。すべての判断は製作者にあるのだ。

◆デンパワのかわいいクソガキムーヴ

デンジくんとパワーちゃんが敬語を伝わないことにアキくんが指摘し、ガムを餌付けしてやることでIQがチンピラから幼稚園児にフリーフォールしたようなギャグは原作通り。このシーン大好きなんだよな。ふたりともちょろかわいいなあとか、アキくんが徐々に猛獣使いとして手馴れてきてんだなあとか、面白ギャグにもなっているその裏で、早川家の地道な変化を堪能できるからだ。

くちゃくちゃ咀嚼音うるせええええええ!!!!かわいいいいいいい!!!!!!
地味に良いな!こういうアニメだからできる演出!クチャラーはぼくも距離感を置きたくなるほど苦手だが、デンジくんとパワーちゃんならやるよね仕方ないよねの精神になれている。

原作でも謎のままだった、アキくんへのいたずら。ところがながやまこはるちゃん…もといアカウントを実況用に借りていたタツキ先生によると、

あのそれ冗談じゃ済まない奴ですほんとうに。
3年半もの間謎だったいたずらの正体がこれだとか、タツキ先生が今思いついたジョークかもしれないので本気で受け入れるかは各々次第だが、まあ、デンジくんはともかく、パワーちゃんならゲップが確実に出るくらいやりそうだよなあ…
デンジくんも悪ノリに乗っていたかどうかは分からない。まずドンヒキかつ「おい流石にやめとけよ!」と注意するような子だとは思うのだが、見ていた分共犯者扱いなんだろうな。

◆ぶっ壊れた印象を受ける昔の姫野先輩

マキマさんの教えを真摯に学んだデンジくんはまた一つ成長したなあと後方親目線になれる。そこは他人からの受け売りとも言えるが、マキマさんの言うことはぼくから見ても正しいので正しい判断だ。
だが、姫野先輩からベロチューごほうびの件を知って余裕で墜ちてたデンジくんは安定してちょろかわいい。

デンジくんと荒井くんのケンカ?にパワーちゃんとコベニちゃんが混ざっていたのはアニオリですね。コベニちゃんちょっと積極的だなあとびっくりしたんだけど。

そんな陽気な姫野先輩の回想。
今とは違ってめっちゃ暗い。というよりは精神的にやられちゃっている印象を受けた。それもそのはず、歴代バディ5人も死んだなら瞳に光を失ってもおかしくないだろう。バディを「使えない雑魚」と投げやりな言い方していたのも判断材料だ。
死因は不明だが、彼らを助けられなかった罪悪感もあったのだろう。それが幾度もだ。中の人である伊瀬茉莉也さんの、過去と現在の陰陽を使い分けている演技に感服させられた。

姫野先輩の代名詞と言ってもいい「アキくんは死なないでね」も、過去と現在の対比が巧い。過去の場合、まだ出会ったばかりなのもあるだろうが、次のバディこそ死なないでほしい無感情に近い仕事仲間への頼みのように聞こえた。
翻って現在はアキくんと大分距離感が縮まっているのか、フランクな言い方になっており、何か思い入れを含ませるようなマジで死なないでほしい感情の籠った願いのように聞こえた。

ひょっとすると、姫野先輩はアキくんになにかあって救われたのだろうか。お互い暗い雰囲気であるのに?と気になった人はいるかもしれない。原作未読者であるなら、是非ここからふたりの関係を見守ってほしい。

◆第5話ED

今週はsyudou「インザバックルーム」が流れた。個人的にはそこまで刺さるようなスルメソングではないというか、他の競合相手が強すぎる。

映像そのものは同じMAPPA制作のドロヘドロみを感じ取れた。今回は本編の展開に沿うようにエンドレス8階に捕らわれし者たちがテーマのようだが、それだけでなく原作読者も知らない謎の馬が登場していた。でも三枚目はなんか姫野先輩のように見えるんですけど…ケンタウロスナンデ?タツキ先生も知っているかどうかは分からない。アニメスタッフのかんがえたさいきょうのあくまかもしれない。

◆次回第6話は10分遅れだぞ!

放送中でもテロップくんが流れていたが、来週は0時10分より放送開始なので録画する方は注意。逆転の発想をすると、10分の猶予が与えられたので先に余裕を持って原作最新話を読めるメリットがある。

まあどのみちアニメの興奮に上書きされちゃうんだよな。今週もOP~CM中の約2分に急いで原作読んで「はやく感想書きてえ~!」ってなったのに、数分後にはアニメの虜になっていた。原作感想とアニメ感想がごっちゃ混ぜになっていた。こんな混沌を味わえるのはチェンソーマンだけ!


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