船のプラモを100均ケースで宅配可ディスプレイ
完成品の帆船プラモデルを宅配便で送ることになり、100均の「ニュー文庫本ケース」でディスプレイしました。
横須賀・猿島で買った『ワンピース』プラモデル
2019年夏。娘と一緒に横須賀市の恐竜イベントに参加し、その足で猿島（東京湾唯一の自然島）に船で渡りました。渡った瞬間、激しい通り雨に襲われたのですが、たまたまその時期、猿島と『ワンピース』コラボイベントが開催されていました。
特設ワンピースショップで雨宿り。サウザンドサニー号のプラモがほしいというので購入しました。しばらくすると雨もやんだので、島のあちこちに設置されたワンピースのキャラクターと写真を撮ったりして楽しめました。
帰宅後、一緒にプラモを作成しました。帆船といってもシンプルで、よくできたモデルだと思います。ただ、帆などが外れやすく、安定させるには慎重に作らねばなりませんでした。シールもなかなかやり甲斐がありました。
さて、それから2年。今は事情あって離れたところに住んでいる娘から、サウザンドサニー号のプラモデルを送ってほしいという依頼がありました。宅配便か小包で送るとしても、詰め物などをしておかないとバラバラになってしまいます。そこで、開封して詰め物を取り除けばそのままディスプレイできるセットを作成することにしました。
このプラモはもともと接着剤不要で組み立てられるものでしたが（まあ最近のバンダイのプラモはどれもそうです）、さすがに送るとなると、マストや帆、帆の横の縄梯子状のパーツ（「シュラウド」というんですね）がバラバラに外れてしまいそうなので、そのあたりは接着して固定しました。別に固定されて問題はないです。
CanDoの「ニュー文庫本ケース」がサイズぴったり
ちょうどいいケースがないかなと探したところ、CanDoで「ニュー文庫本ケース」（J-9802／サナダ精工株式会社）を発見しました。文庫本なら12冊、DVDなら7枚入るケースで、蓋付き、透明です。透明度がやや低くても、これくらいならＯＫ。（今調べたら、Amazonでも買えることがわかりました。）
※サイズ：（約）幅150×奥行238×高さ164mm
逆転のディスプレイ
底よりフタの方がやや広くなっていますが、「上下をひっくり返して使う」ことにしました。通常の形で船を置くと、ケースの中にすっぽり船が入ってしまい、フタを取っても上からのぞき込む形になりますが、フタを土台とし、ケースの方をフタにしてしまえば、フタを取ったときに全体が現れます。
もともとフタだった土台（ややこしい）の底に、水色の画用紙を切って貼りました。そこに、もともとのプラモについていた展示用の水色クリア台＋波パーツを置き、船を乗せてみます。この台はあえて接着しないことで、いろいろ遊べるようにしました。なお、「なみいたくん」の余りがあったので、その使用も考えたのですが、プラモの波パーツと波のサイズ感が合わない気がして、今回はシンプルにしてみました。
普段の収納兼ディスプレイのときに面白くなるよう、もともとケースだったフタ（ややこしい）の側面に、海と空と島の写真を貼っておくことにしました。幸い、当日、まだ晴れているときに対岸から撮っていた猿島の写真が使えそうだったので、プリンターで印刷してサイズに合わせて切り取り、のり付けします。
これで、猿島で買ったという思い出とサウザンド・サニー号が一体化しました。
先ほど、水色クリア台を接着しなかったので、「猿島に向かうサウザンド・サニー号」の向きにしてもいいし、「猿島から離れるサウザンド・サニー号」にしてもいいという仕組みです。
フタとケースを合わせておけばそのままディスプレイでき、フタを外せば取り出して遊ぶこともできます。イメージしていたものができました。これ、帆船模型用のアクリルケースなんて買った日にはいくらかかることでしょう。もちろん、こちらはポリプロピレンなので透明度には雲泥の差がありますが、ホコリを避けて中身を見られるというレベルの目的ならこれで十分だと私は納得しています。
詰め物をして送る
さて、今回のミッションは、このサウザンド・サニー号を壊れないように宅配便で送ること。そのために欠かせない詰め物は、発泡スチロール的なものでもよかったのですが、同じくCanDoで見つけた水色のペーパークッション（2つ）を採用しました。上下ひっくり返してフタの方が大きいので詰めるのに苦労しますが、ていねいに詰めていきます。
最後に、これも100均で以前に買っていた少し太めのマスキングテープ（ミント色）でフタと土台を固定します。これで安心して送れる状態になりました。
今回使ったもの
・プラモデル：サウザンド・サニー号
・ケース：NEW文庫本ケース 税込110円
・詰め物：ペーパークッション×2 税込220円
・画用紙（底面用）
・マスキングテープ
・背景用写真（プリンターで印刷）
もし何かの参考になりましたら幸いです。
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