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レポ#36 寝台列車サンライズ瀬戸で行く「四国水族館」

10月の遠征は特別感のあるものにしたい。なぜなら本格的な一人水族館巡りを始めてちょうど1年が経つから。ずっと乗ってみたかった寝台列車に乗ることにした。「サンライズ瀬戸」の行先である香川県には行ったことのない水族館が2ヶ所あったので旅先はあっさり決まった。

基本情報
場所:香川県 綾歌郡宇多津町
入館料:2200円(大人、2022.11.19時点)
飼育点数:約400種14000点(じゃらんサイト

いざサンライズ瀬戸に乗車

出発日の1ヶ月前にネットでサンライズ瀬戸を予約して、東京駅で切符を受け取った。購入方法・チケットの受け取り方は親切な経験者のブログ等を読んで調べた。

東京駅は、東海道線のホームから出発。電光掲示板でテンション上がる!
2号車だったので先頭の写真もパシャリ。
下の個室が本日の私の宿。
扉を入って階段を降り、個室に入る。いくつか部屋の種類があり、予約したのは「B寝台 シングル」自分だけの空間なのが嬉しい。
ワクワクしながら出発を待つ。ドアをノックされて車掌さんが切符の確認に来ました、これも先人のブログで予習済み。
車内アナウンスを聞きながら夜の街並みを眺める特別な時間。

出発してから横浜付近で事故があり、1時間程運転見合わせになってしまった。初の寝台列車で見合わせというレア感となんともいえぬ不安感を感じていると動き出した。
到着は1時間遅れ。初夜行列車の感想は、予想以上に酔った・・・。あまり乗り物酔いしない方なのだが、寝ている姿勢だからか?ずっとゆるい地震が続いているような感覚。酔い止め持ってきて良かった、なんとか寝て朝を迎えた。

朝には、瀬戸大橋から最高の眺め。ネットでの予約だと個室の位置までは選べないため、ラッキーでした。酔いはしたけれど貴重な経験ができて楽しかった!


四国水族館へ

坂出駅で降りて、反対側ホームに来た電車で揺られること5分程、宇多津駅が四国水族館の最寄り駅。1時間遅れがなければ水族館から歩いて行ける銭湯に行こうと思っていたが、そのまま水族館に向かった。平日だったので、朝は近くの大学の学生さんに交じって向かいました。

通りに出てしまえば道なりに行くだけのわかりやすい道。街頭には四国水族館キャラクターの「しゅこくん」
まっすぐの道を歩いていると全然建物が見えないのでこんなところに水族館あるのか?と不安になりつつ向かうと、曲がったところにありました。
コンクリートのかっこいいデザインの建物。
開館前に着いたので誰もおりませんでした。スタッフさんが通学中の中学生らしき子らに挨拶しててほっこり。
開館時間になってチケット購入。シンプルなデザイン。
パンフレットは置いておらず、案内はスマホがメイン。
いざ建物に入ります!


太平洋エリア

まずは太平洋エリア。

入口入って左に進むと比較的小さな水槽が並ぶ太平洋ゾーン。
四国水族館といえば!魚名板はないのですが、スタッフさん手書きのボードがあります。素晴らしい画力…!
ニシキテグリ。何度見ても美しい模様。
正面から見るおちょぼ口がチャームポイント。
ハタタテハゼ。背びれが立っている瞬間を撮れた。
ウニの中にいるのはゼブラガニ。
ウニに住み着いて、さらにちぎって食べちゃうなんて。
ブチススキベラかな?鮮やかな水色。
木々が色づく秋を連想させる水槽。
「陸棚縁辺部の景」高知南部の陸棚を再現した水槽。ここまで岩が全面にある水槽は珍しいかも。
深海コーナーは絵画のように並び、雰囲気はまるで美術館。
クラゲコーナーもあった。雪の結晶みたいなサカサクラゲ。
アカシュモクザメの「神無月の景」ここも四国水族館と言えばの水槽。
アカシュモクザメが泳ぐのを下から見られる最高の空間。照明と相まってシルエットが美しい。
奥にはおそらく四国水族館の中では一番大きな水槽。
「綿津見の景」黒潮を再現しているので、装飾物がなく非常にシンプルなのに迫力があった。
トラフザメが優雅に泳ぐのも見どころ。



瀬戸内エリア

お次は瀬戸内エリア。

あの一番有名な”SNS映え”の水槽はどこなんだろうと思っていると・・・なんと入口入って隣だとは!!
ネットで見ていた時は正直「何が良いんだろう」と思っていたけれど、生で見ると存在感がすごい。
イラストで読む建築 日本の水族館五十三次』ではこの水槽の魅力は3点あると書いてあった。「その1.自然光が差し込む」たしかこれは午後の時間。
「その2.水面に動きがある」上を見上げると波が起こって魚たちの動きも活発。
「その3.アクリルの接合面が見えにくい」たしかに見上げる部分も線が見えずに非常にきれい。スタッフさんの掃除にも熱が入っていた。
四国水族館の水槽は「~の景」という名前がついている。この水槽は「渦潮の景」すごく良かったです。
瀬戸内ゾーンは、入口入ってまっすぐ進んで、順路でいくとシュモクザメのあとぐらいに見ることができます。
アオリイカ。白の中にも光の加減でいろんな色が見える。
逆さエイ。
迫りくるネコザメ。
勢い余ってガラス面にほっぺがむにゅっ。
アオヤガラ。細長。
アマモ水槽コーナー。
尾びれのしましまがキュートなギンユゴイもいました。
太平洋エリアと瀬戸内エリアのちょうど中間あたりに季節展示。
ハロウィン→魔女というイメージで、フルブラックグッピー。
一番手前に映っている子はメス。奥にかすかに映るオスが真っ黒だそう。オスも狙って撮ってくればよかった。



イルカプレイングタイム

イルカのパフォーマンスは、公式に発表されているのが1日に3回なのですが、1回目の11:00より前の9:30ぐらいに行ったら非公式のトレーニングをしていました。

ジャンプが高い!
空と島をバックにジャンプ。
四国水族館にいるイルカは、マダライルカという種類です。自然界の生息数はイルカの中では2番目に多いらしいけれど、国内の水族館で見られるのはこちらと大分にある「うみたまご」だけ。
身軽で滞空時間が長いので、ジャンプの写真がたくさん撮れました。

11:00からのこの日1回目のプレイングタイム。のんびりしていたら遠足団体で席が埋まっており、後ろの方で見た。

始まる前にすいすい泳ぐイルカたち。
プールの青、海の青、空の青、いろんな青。
始まりました!さっそくジャンプでスタート。
息が合った2頭でのジャンプ。トレーニングの様子も見せてくれる素敵な時間でした。

13:00からの2回目は、ちょっと前の方から。

トレーナーさんの合図に合わせてタッチ。
観客席をちらり。「今日もいっぱいいるな」
空をかけるような1枚。
横っ飛び!マダライルカの特徴であるまだら模様がよくわかる。
イルカたちが作り出す波。
下から見上げると空とイルカだけの写真も撮れてしまうジャンプの高さ。
水をまとってすすむイルカ。
フィナーレ!イルカのジャンプを見ているとなんだか心がジーンとするのはなぜでしょう。
7頭で一斉のジャンプは大迫力。

最後の3回目は、ステージ向かって右側から見てみようと席を決めた。

奥の方は段差になっているけれど、後ろの方はなだらかな坂になっていて芝っぽい箇所も。プログラムがないときにもゆっくりできるような計らいなんだとか。
これは体重計に乗るトレーニング。体を乗り上げる。
イルカは優しい目をしてる。
口を大きく開けてご飯をぱくっと迎えるところ。
少し日が傾いてきて、また雰囲気の違った写真になりました。
最後は向きを合わせて一斉ジャンプ!
プールにある注意書き。一番右の香川ならではのうどんイラストがツボ。



レストラン「キッチンせとうち」

四国水族館はご飯を食べる場所が充実していて、テイクアウトするような店舗を含めると3ヶ所もある。昼食をとった「キッチンせとうち」は3ヶ所の中では一番大きく、席もあるレストランタイプ。

10月~12月限定、しかも1日10食限定のオリーブハマチ丼。開店の10時に朝ごはんにいただきました。言わずもがな美味。
こちらはおやつで食べた「しゅこくんのエビフラドック」ボリューム満点でした。



水遊ゾーン

屋外には海獣が暮らすゾーンがあります。

すぐ目の前が海でロケーションも言うことなし。
カリフォルニアアシカ。泳ぐの速い。
ペンギンはケープペンギン1種類が暮らしています。
空が映り込んで、空を浮かんでいるように見える1枚。
白と黒だけで表現されたこの絵はまた味がある。
全羽名前がついていて、バンドで見分けられる。
光が入ってキラキラの中を進むペンギン。
黒い帯模様が繋がりそうでマゼランペンギン(2本線)になりかけてる・・・?
陸地ゾーンには下から覗けるところも。
上から見るとこんな感じ。
おうちでくつろぐ。
こちらに興味津々な子。目が合って幸せ。
ゴマフアザラシもいます。
水中を悟った顔で泳ぐ。陸地部分ではときどきトレーニングの様子も見られました。



海豚ホール

プレイングタイムが行われるイルカプールは水中の様子も観察できます。

大きめの窓が作られていて、すいすい泳ぐイルカを見放題。
太陽がきらきら差し込んでいるのが良い感じ。
4頭並んで泳いだり、ペアで泳いだり。
よく見ると目をつぶっている。
四国水族館のイルカたちは、L、Rなどアルファベットの名前がついている。見分け方も書いてあるけど難易度高い・・・。
キラキラの中を泳ぐイルカはいつまでも見ていられました。



バックヤードツアー

有料のバックヤードツアーにも参加しました。

水・金・日曜日限定開催のバックヤードツアー。時間はたっぷりあるので申し込みました。
入口近くのインフォメーションで申し込む。

バックヤードツアー中は写真撮影NGだったため写真はありませんが、最後、大水槽の「綿津見の景」を上から見られたのがすごく良かった。



夕暮れのイルカトレーニング

朝に非公式のトレーニングがあったので、夕方にもあるのではと予想し、夕方はプールにいました。

なかなか始まらなかったので売店でチュロスを買っていたら始まっちゃってて、チュロス持ちながら必死でカメラを構えた思い出。
オレンジがかる空とイルカ。
スプラッシュ。
こちらに迫ってきそうな勢い。
海もオレンジがかってなんとも良い雰囲気の写真。
スピンジャンプの水しぶき。
夕日というにはまだ少し太陽が高かったですが、秋らしい雲とのコラボで良い時間になりました。
夏は「サンセットプログラム」と言って、ちょうど海の向こう側に日が沈む時間にパフォーマンスが行われるそう。見てみたいなぁ。
日が沈み切る前に後にしました。



グッズ

グッズは売店で、クリアファイルを購入し、フィギュアガチャを回しました。

クリアファイル、選びきれずに2点購入。左のようなデザインが好きすぎる。
フィギュアガチャは全部で5種類。
4回まわして3種類ゲット。マダライルカが欲しかった・・・。
こちらは、WEBアンケートに答えてインフォメーションに完了画面を見せたらもらえたミニタオル。太っ腹!


まとめ

規模はそこまで大きくないのですが、魅せ方において他の水族館にはない展示が多く、見ごたえがありました。
何と言っても、晴れた日の四国水族館は最高。イルカパフォーマンスは瀬戸内海と空とのコラボがものすごく良いので、天気によって満足度が全然違ってきてしまうと感じる程。ペンギンの水槽も、きらきらの中を泳ぐ姿が見れた。館内は自然光が入る水槽は少なめだけれど、一番有名な「渦潮の景」は光が差し込んだ方が魅力があるかも。
間違いなくまた行きたいなと思う水族館でした!

宿泊したのは高松方面に向かって瓦町駅周辺。夜は「しんぺいうどん」でカレーうどんを食べ、ホテルに向かう道のりでジェラートを食べた。梨のジェラートがめちゃくちゃ美味しかったなぁ。

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