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同じ移民国家でもアメリカとブラジルで違うと思うところ
あくまでも私の感じ方です。
どちらも、移民大国だけど、ブラジル人はアジア人差別がまるで(正しくはほとんどない、かな。自意識かもしれないけど私は感じることもまあまあある。)ない、とよく言われている。有色人種に対しての差別も本当にない。
例えばブラジルの国民的音楽「ショーロ」だって、ヨーロッパ系移民が持ち込んだ西洋音楽とアフリカ系移民が持ち込んだアフリカのリズムが混ざったもの。
サンパウロにはジャパンの名前がついた地下鉄の駅もあるし、夜通し踊りまくる「カーニバル」も、元はアフリカのリズムが、今のブラジルに根付いた結果だ。
一方でアメリカにいたときは、アジア人差別はさながら、有色人種への差別も激しいと感じた。
どちらも移民を大量に受け入れてる国なのにどうしてこんなにも違うのだろう(アメリカは差別文化が色濃くて、ブラジルは異人種にわりと寛容的)、と考えた。
あれよあれよと諸外国の人がやってきて、植民地化がすすみ、移民をどんどん受け入れてきたブラジル。
植民地化の過程の中で、異質なものを受け入れる包容力、誰とでもすぐに昔からの友達のようになれてしまうオープンな性格、そしてどんな状況でも人生を楽しく生きるブラジル人が生まれたんじゃないかなと思う。
比べてアメリカは、世界で一番強い国アメリカ合衆国であり、そしてそこに誇りがある(主に白人?)。
だから移民はたくさん受け入れるけど、心の中では受け入れられない、自分たちが1番、そんな考えを持ってる一部の人たちがまだいるから差別がなくならないんじゃないのと思う。
半ば人間の誰でも持つ心理のようなものだが、他人よりも優位であること、を証明したいがために、いつまでたっても差別がなくならない。
のかもしれない。
(同調圧力の強い、マジョリティーが正義!が強い日本も、マジョリティーでないものに対しての差別が強いと思うけど)
アメリカも大好きな国だけど、
生き方に関してはブラジルのように
自分のプライドを守りながら、でも異質なもの(価値観、自分と違う考え方、など全て)を受け入れながら、柔軟に、どんな状況でも楽しく人生を送りたいと思う。
差別に関しては、感じていることがたくさんあるのでまた今度…。
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