ヨルダン|②中東のコロッケファラフェルفلافل
中東滞在から帰ってきて一番恋しかったのはファラフェルと言っても過言ではないかもしれない。
ヨルダンで初めてファラフェルを食べた時からその美味しさに衝撃を受けて、本気で街のファラフェル屋さんを日本に誘致しようかと考えたほどだ。
ヨルダンのファラフェルとはひよこ豆のコロッケのことで、香辛料が複雑なハーモニーを織り成して、その癖になる味を作り出す。
同じファラフェルと言っても中東地域の国によって使われる豆の種類は様々で、エジプトでも食したがヨルダンのとは微妙に味わいが異なり、これこれ!とならなかった。。。(この微妙な違いを記憶できる器用な舌と、それを表現できる力が欲しい)
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ファラフェルとの初めての出会いは、前回のフムスの写真にちょこっと出ていたように、学校のオリエンテーションツアー。
周りの人は各々ピタパンをちぎって一緒にファラフェルを掴み、掴んだままフムスをなぞって(ディップして?)付けている。
初めて見た丸い物体に興味津々の私は、これはどういう料理か説明してくれているのを聞き流して早速食べてみた。
美味しいっっっ!
揚げたての潰された豆は、こんなにもホクホクで香りが良いのか。
じゃがいもよりも粒感が際立って、表面は衣は付いてないのにカリッとしている。
このように、レストランで食べるときは自分でピタパンで挟みながらフィンガーサンドイッチを作るスタイルなので、食べ物の最後の一口が一番好きな私にとって最高の食べ方だった。
軽食屋とかだと、あらかじめピタパンに詰め込まれた状態で出てくる。これもまた具材同士が混ざり合って美味しい。
こうしてファラフェルの美味しさに目覚めた私は、最高のファラフェルを求め探し回っていた。
そして一つ、ヨルダン滞在中に最高のファラフェルに出会ったのだ。
滞在していた市内から県の外れの砂漠に向かう途中、ドライバーのおじちゃんが車中の朝ごはんで用意してくれたファラフェルサンドイッチが、とてつもなく美味しかった……!
ファラフェルの香辛料と、野菜とタヒニソース(ごまペースト)の相性がマッチしてて、朝一でも何個でも食べれる!という程だった。
しかし、せっかくそのお店をMapアプリでピンを立てたのに、市内からは外れた場所にあって再び訪れることはできなかった。残念すぎる……。
この後もヨルダンに終わらず、中東各国、日本各地でも最高のファラフェルとの出会いを求めて探し回っている。
(宿泊先の宿でオーナーの奥さんが作ってくれたファラフェル。写真が雑なのは臨場感ということで)
(ヨルダンのファラフェルで有名なレストランにて。注目して欲しいのは、真ん中に盛られた生トマトと生タマネギではなく、左上の茶色く輝くファラフェル!)
最近では、昨年2月に訪れたパレスチナのファラフェル屋さんや、はたまた東京渋谷のファラフェルブラザーズも美味だった!
余談だが、中東に旅行に行ったら必ず現地のスーパーで、「家庭でも作れるファラフェルミックス」(このミックスに水を入れて、油で揚げればお家でファラフェルが楽しめる)を買っている。夕食に作って家族に振舞っては、その度に旅行の思い出話を繰り返し聞かせてしまうのだ。
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